「おじいさんの古時計」がダントツ人気じゃないかと思います。
私も大好きな童謡です。
ジイチャンのことを思い出しながら、
何度も涙を流しました。
ところがある時、
この「りんごのひとりごと」という歌の
2番と3番を通してきいた時、
なんだこりゃ~~~
と大洪水になりました。この歌は武内俊子という人が作詞しています。
りんごのひとりごと
1.
わたしはまっかな リンゴです
お国は寒い 北の国
リンゴ畑の 晴れた日に
箱につめられ 汽車ポッポ
町の市場へ つきました
リンゴ リンゴ リンゴ
リンゴ かわいい ひとりごと
ここまでは、おそらく多くの人が知っている歌詞ですよね?
それでは、2番と3番を知っていましたか?
2.
果物店の おじさんに
お顔をきれいに みがかれて
みんな並んだ お店さき
青いお空を 見るたびに
リンゴ畑を 思いだす
リンゴ リンゴ リンゴ
リンゴ かわいい ひとりごと
私、この1番2番の歌詞を知った時、
(あぁ、これは集団就職の歌だったんじゃないの~~~?)
と思って泣きました。
いや、もっと言えば、寒村から売られて、
お客をとらされている女の子たちかもしれないとも
思って泣きました。
「かわいいひとりごと」は、
身の上話だったかもしれないのです。
3.
今頃どうして いるかしら
リンゴ畑の おじいさん
箱にリンゴを つめながら
歌を歌って いるかしら
タバコふかして いるかしら
リンゴ リンゴ リンゴ
リンゴ かわいい ひとりごと
3番になると、
集団就職でも、女工哀史でも、吉原炎上でもなく、
まったく自分自身のこととして、泣けてきます。
それは別に不幸な話でも何でもなく、
上京してから、時々、私の頭をよぎった言葉
今頃どうして いるかしら
が心を打つからです。
私が東京に出てきた頃、
まだ元気だったジイチャンは、
時々、私にはがきを送ってくれました。
手紙を書くのはジイチャンだったけど、
そのはがきにはバアチャンからの想いもこめられていました。
今頃どうして いるかしら
と歌う時、
リンゴ畑でゆったりと、
空をみあげているジイチャンの姿が浮かびます。
ジイチャンは畑をやっていないし、
タバコをふかしてもいないけど、
この歌の3番をきいた時に浮かんでくるのは、
いつもジイチャンの笑い顔です。
この歌はすごいね

歌詞にでてくるのはリンゴとおじさんだけなんだよ。
なのに勝手に、
集団就職とか、女工哀史とか、吉原炎上とか
想像させるし、
自分の大事なヒトのことを、
何度も何度も思いださせてくれる。
歌の歌詞って、
ホント、1番だけきいても
そのよさがわからないことが多いんだよね~~

リンゴ かわいい ひとりごと
ここはとってもゆ~~っくりと歌うんだよ。
そこがまた、泣けるんだよ
