携帯電話 |      生きる稽古 死ぬ稽古

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ー毎日が おけいこ日和ー
        

術後一日で、

夫はICUから一般病棟に移りました。

これは術後、不具合がなく順調だということですが、

もう一つには、ICUを早くあけて次の患者さんに渡したい

ということもあると思います。

この病院は救急患者が搬送されますので(夫の場合もそうでした)

次々と、患者さんたちがくるのだと思います。

一般病棟に移れば、スマホもPCも解禁になります。

ですが、術後一日や二日で、

そんなものを使えるはずもないと思ったのですが、

ただ、それでも一応持っていこうと、

夫のスマホだけは持っていきました。

夫の腫瘍は聴神経腫瘍、

右側の聴神経近くにできた腫瘍です。

そのため、右耳の後ろ側のところを開頭手術したので、

右を上に寝ています。

そのため、相手の声がよくきこえず、

今は話をするのもツラいようです。

私たちはお互いに目の前にいる相手と、

携帯電話で会話をしました。

「デートしてても

お互いに携帯ばっかりみててあきれる」

なんて、よく批判されてる、まさにアレですニコニコ

こんな使い方があったんだね!!

これだと、いちいち、

「はぁ~?」

ってききかえさなくてすむし、

カーテン一つで遮られているお隣りの患者さんの迷惑にもならない。

なによりも、頭で考えていることを声に出すより、

スマホを打った方が、患者本人が楽みたいです。

携帯電話は電磁波などが、

脳にあまりよくないといわれています。

どっちをとるか?

みたいな話になってしまいますが、

今は本人のストレス緩和にも、

こちらを優先させることにしました。

「一日が長いんだ。

24時間ほとんど起きてるから。

いろいろ想像して疲れた。

今日から携帯に逃げられるから楽だ」


っていうメールを読んで、

なるほどなぁって思ったんです。

たしかに寝たままの、

しかも片方しか向けない状態で寝ていると、

そのままでノートに字を書いたり、

テレビをみたりするのは大変だ。

自分の気持ちをメモしたり、

誰かと連絡をとったり、

音楽を聴いたり、

動画を観たり…。

それらがちいさな画面一つで操作できる携帯電話。

電磁波…の悪影響を考えなければ、

病人にとって、

これほど<よりどころ>になるものはないのではないか?

私たちは、スマホのおかげで、

こうやっていろいろと会話を楽しむことができたのだしね。

術後二日目に、そんなことを思ったのでした。