2016年9月19日まで
東京国立博物館にて開催中の
人生アドバイザー純子さんの
今日の美術品能書きブログは
「奉納浮彫り 英雄の宴」
Votive relief
紀元前410年頃
アッティカ地方 ピレウス出土
大理石
高51㎝ 幅63㎝
この作品は「浮彫り」です。
浮彫りとは
平面の素材に模様や形が浮き出すように彫られた物を言います。
「浮き上げ彫り」とも言います。
鬚をはやした男性が寝椅子に横たわり
フィアレから酒を地面に注いでいます。
男性の筋肉の細やかな質感と言い、
着物のドレイプと言い、
とにかく見事な作品です。
男性が持つのは酒杯です。
「フィアレ」と言います。
フィアレについては
以前ブログに書いていますので是非お読み下さいね。
→ ☆
今日ご紹介の奉納浮彫りを観ても
古代ギリシャの他の美術品を観ても
私はいつも思う事があります。
現代美術に観られるまでの技は
紀元前にすでにもう完成されていたな、と。
むしろ
現代の美術品より
古代美術の方が技法の精度が高く、
のびのびとした作風の作品が多いとすら私は感じます。
国立博物館で開催中のギリシャ展も
残すところ1ヵ月を切りました。
古代ギリシャの素晴らしい作品の数々を
皆さん是非、ご自分の目でご覧下さい。
古代の叡智に感動しますよ。
私の解説付きで
ギリシャ展を鑑賞なさりたい方は
お早めにお申込み下さいね。
では明日も純子さんの
