まもなくあの猫を胸の中で見送ってから早くも5年、ともに暮らしたかけがえのない猫。二十年と四ヶ月も家族として生きてくれた〈成人式猫〉でした。

 県の動物保護センターから引きとって家族となった女の子で瀕死の子猫でした。気は荒くわがまま、けれども正直、そしてそれはかっこ良くそれは美しい、綺麗な猫でした。アメリカ人が我が家に下宿していたとき、この猫をhuge,と言ってましたから〈巨大〉な猫でもありました。

 

 

 とにかくいつも一緒、寝る時は枕も一緒、猫の鼻息が冷たい冷たい。時々薄目を開けて私の寝顔見ていました。お風呂から上がる時も待っていて、足の雫を全部ぺろぺろ舐めてくれます、それも私のスリッパをちゃんとはいて待っている。長毛なので夏は苦手、夏は玄関のタイルのうえと洗面所のボールの中で涼しく暮らしている、そんな猫。


⋯ うちの仔

 

 猫くぅとそれが最期ぞ戻り梅雨

 

 殺処分ゼロを伝へてやりぬ、虹

 

 一掴みのカルシウムとなり猫帰る

 

 この子が亡くなって、それもあって昭和から暮らす家宅を手放し、この終の棲家の小さなマンションに越して来ました。新居のすぐ近くに地域猫を大切に面倒見ているお寺があって、猫たちに会いに行けます。ここに載せている猫たちは。そのお寺の子たち。この終の棲家のマンションに越してきてよかったことの一つです!引き合わせてくれたのかも。


 ⋯ 

  ↑↓近所の猫寺の子たち
  睨まれてしまふ⋯