竹ほうきが温泉の役に立つ すじ湯温泉 別府八湯温泉道名人への1人旅16 | 温泉マンもっちいの湯と山と美味しい話

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山奥の秘湯、マニアックな温泉が大好きな温泉マンもっちいと申します。登山と温泉、ご当地グルメ、珍スポットを愛する旅のブログです。関西を中心に日本各地の魅力的な山と温泉を巡ります。日本じゅうの歩いて行く秘湯を入り尽くすのが目標です。

乗り放題の亀の井バスに乗って鉄輪温泉へ やって来ました。

 
 石畳の道が風情満点です。湯けむりが見えるのも良いですね。



  上人湯はコロナ対策で組合員限定とのことなので、すじ湯温泉へ向かいます。




  入り口にあるのは、湯雨竹。ひょうたん温泉にもありますし、谷の湯の近くにも巨大な湯雨竹があります。ここはミニサイズの湯雨竹です。


  湯雨竹(ゆめたけ)は、竹製の温泉冷却装置のことです。高温の源泉を竹ぼうきのようなものに通し、一気に冷まし、適温にするという優れた発明品です。

  湯雨竹を使えば、高温な源泉を加水で薄めてしまうことなく、湯質と鮮度を保ったまま、源泉100%の温泉を楽しめます。別府のひょうたん温泉が発祥らしいですね。鉄輪温泉では、他でも見た気がします。


  いかにも共同湯らしい建物に入ります。

  右手が男湯です。なんと、ラッキーなことに無人やないですか!


  脱衣所と浴室は一体型です。この造りは、だんだんと大好きになりました。防犯的にも良いですね。

   源泉の供給方法も別府の共同湯でよく見られる典型的な構造ですね。


  浴室の隅っこに源泉枡があり、そこから伸びる配管から浴槽内で高温の源泉を注ぐ仕組み。

  この「すじ湯温泉」には洗い場を含めて冷水の類が一切ないため、加水をすることができないみたいなので、激アツのお湯の投入量で調整するしかないですね。


  このため大量ドバドバ掛け流しという贅沢な湯使いはできませんが、加水も加温も循環も、もちろん消毒も一切ない完全かけ流しで、お湯は薄まっていない100%源泉そのものです。

  それでは、かけ湯して入浴します。

  くはー、気持ちいい!


  ツルツル感があるお湯は、飲んでみると、出汁の効いたような薄塩味で、ごくごくわずかな金気風味があるものの、めちゃくちゃ美味しいです。朝からの温泉巡りで汗をかいたので、塩分とミネラルを補給しておきます。

  泉質はナトリウム塩化物泉。

  湯雨竹のおかげで湯の調整加減は絶妙なのか、約42℃の入りやすい湯加減になっていました。PHは4.9。

  お湯は無色透明で、匂いもそれほど感じられません。ここの特徴は美味しさですね。あと、ツルスベ感がしっかり肌に伝わりました。


  湯船・洗い場を含め浴場内には水道がなく、水で埋めることができないので、源泉枡から大量かけ流しににすると、入れないくらいの温度になる怖れがありそうですね。だから、別府の共同湯にしてはやや温めの温度調整なのでしょうね。湯雨竹のおかげで、このベストな温度を維持できているのでしょうね。

  湯雨竹。竹で作れるのは安くて良いですよね。交換もしやすそうです。

 小学生の頃、校庭の掃き掃除に使った竹ほうきがこんなふうに役立つとは、素晴らしい発想力です。

これを発明した人は、きっと源泉の個性を大切にする考えをお持ちなのでしょうね。

  浴場内では石鹸やシャンプーの類が使用禁止です。風呂に浸かれればじゅうぶんなので問題無しです。

  しばらく居ましたが、終始貸し切り状態で満喫できました。ありがとうございます。