東海地方の1位を選ぶとしたら、間違いなく、みそぎの湯です。
愛知県の西にある永和温泉。
初めて訪れたのは、友人のOさんとの2人旅。珍スポット好きの私たちにぴったりです。ものすごく気に入った私は、数年後にひとりで再訪問。
ナビには、吉野屋さんをセットします。牛丼屋さんの吉野家ではなく、衣料品屋さんなので要注意です。
のどかな風景の中にありました!駐車場は少なめ。
まずは、吉野屋の教祖様にお声かけします。
教祖様『初めてですか?』
もっちー『いえ、二年くらい前に来て、とてもよかったので、また来させていただきました。よろしくお願いします。』
関西から来たことを伝えて会話が始まると、マシンガントークに。
教祖様は、最近、四国の88カ所巡りに励んでおられるとのことで、その話をたっぷりと聞きました。
教祖様くらいになっても、四国の霊場巡りをされるということに驚くとともに、ある疑問が生まれました。
宗教と温泉、どちらがメインなのか?
疑問を抱えながら、隣の入浴施設に移動します。
相変わらずの不思議な雰囲気。でも、ほどよくくたびれてもいて、たまらないですね。
マネキンさんは、四国のお遍路さんらしく、教祖様いわく『ガードマン』だそうです。たしかに、お布施(入浴料)の現金が置かれているので、ガードマンが必要ですね。
そうか!洋服屋さんだから、マネキンさんなのですね!
読経が始まりました。
『かんじーざいぼーさーぎょうじんはんにゃーはーらーみーたーじー・・・』
般若心経です。ここで疑問が膨らみます。
般若心経は、私も知っているお経です。いい声ですが、あまりプロっぽくない感じ・・・。
お経の間、しっかり手を合わせてから、入浴させていただきます。
入り口には貼り紙がたくさんあります。
信者専用の温泉。100名で締め切り? たいていの宗教は、信者が多い方が良いというスタンスのはず。不思議です。
さあ、浴室です。先客がお一人おられるのですが、挨拶した時の感じがよかったので、了解を得て撮影します。
プラスチックの波板で作った壁にコンクリートの浴槽。素朴な造りがたまりません。
浴槽は3つあり、源泉が奥から注がれていて、浴槽から浴槽へとお湯が流れていくうちに温度が下がっていく仕組みになっています。
加水無しで適温になります。うまく考えられていますね。
透明に見えるお湯はかすかな黄色い濁りがあるようにも見えます。温泉らしさのある微妙な色合いです。湯口に鼻を近づけると、わずかな硫黄の香りがします。味はかすかな卵味がするようにも感じられますが、卵味が好き過ぎて、そういう幻覚かもしれないと思うくらいの微妙な味。かすかな塩味もあったかな。うーん、記憶が曖昧。
はっきりした特徴は、ツルツル感です。
すべすべしてとても気持ちいいです。

一番熱い浴槽の温度は43度近い温度。そこから源泉が流れて、下がっていく構造です。
新鮮な源泉を味わえる43度もいいですが、ぬるめでまったりと過ごすのもいいですね。
この先客さんは常連さんでした。信仰心というより、温泉がお好きな様子。
私が抱いた疑問は、確信に近づいた気がします。
ここの教祖様は、もちろん信仰心の篤い方ですが、かなりの温泉好きのはずです。そして、この温泉のファンも多いはずです。
私の想像ですが、教祖様は温泉好きのとても信心深い方。神様からの恵みの温泉のオーナーさん。そして、この温泉が大好きで信心深い方々が、ファンクラブ的なグループを作っていて、それが宗教のような形態をとり、信者専用温泉としているのかなあと思いました。信者イコール年間入浴パスポート所持者でしょうか。
教祖様のお話好きな感じや親しみやすい雰囲気と、手作り感あふれる浴室と、源泉かけ流しのホンモノの温泉が魅力のみそぎの湯は、大好きな温泉です。これからも、変わらずに存在し続けて欲しいと思います。






