おのころ心平です。
***
ニューヨークで、
無作為に選ばれた3000人の対象者に、
新型コロナウイルス抗体検査を行なったところ、
13.9%の人に抗体が見つかったとのこと。
(ニューヨーク市では、21.2%)
それがどういう意味を持つのか・・・、
ここでまず、言葉をまとめておきましょう。
抗原(こうげん)
とは、体の中に侵入してきた異物。
もっとくわしく言うと、免疫細胞上の
抗原レセプターに結合し、
免疫反応を引き起こさせる物質の総称。
ここではコロナウイルスが出す
タンパク質ですね。
一方、
抗体(こうたい)
とは、異物の特徴を覚えて
攻撃する役割を持った物質。
免疫細胞であるB細胞が創り出す
タンパク質で、免疫グロブリン
略して「Ig(アイジー)」と呼ばれるものです。
IgA、IgEなどとよく聞きますね。
ほかに、IgM、IgD、IgGがあります。
***
カラダがウイルスに打ち勝つと、
ウイルス物質は消えてしまいます。
けれども免疫系は、
そのウイルスと結合して
排除するように働く抗体を作っていて、
その抗体は、しばしば何年も残存して
持続的な免疫をつけることになります。
抗体検査が、具体的には
どのようになされるかと言えば、
対象者の血液を採取し(採血)、
ウイルス感染早期に
血中にあらわれる抗体である
免疫グロブリンM(IgM)
ならびに、
感染の中期から血中に増加して
治癒後も血中にとどまる
免疫グロブリンG(IgG)の
2種類の抗体を測定します。
検査結果は
4つのパターンになり、
それぞれコロナウイルスに対する感染状態を
以下のように知ることができるというわけです。
IgM陰性・IgG陰性 ー ウイルス未感染
IgM陽性・IgG陰性 ー 感染初期
IgM陽性・IgG陽性 ー 感染中~後期
IgM陰性・IgG陽性 ー 治癒後(免疫状態)
***
ニューヨーク州で
行なわれた今回の検査によると
感染者の年齢別のデータでは、
高齢の方が値が大きくなるかと思いきや、
45歳~54歳が16.7%で最大。
人種別データでは、
白人が9.1%、
アジア系が11.7%
黒人・ラテン系・ヒスパニック・その他は22%以上
アメリカでは犠牲者のうち
約72%が黒人というデータが出ています。
ニューヨーク州人口に当てはめ、
感染者数が270万人以上である
という想定に基づくと、
これまでのニューヨーク数の
死者数は1万5500人なので、
死亡率は0.5%ほどになるとのこと。
(結果は「暫定的なもの」である)
***
こうしたコロナ抗体検査は、
イギリス、ドイツ、イタリアで検討されている
免疫証明書の発行によって、
経済活動への回復へとつながります。
英国のハンコック保健相は22日、
免疫証明書の発行を検討していると発表した。
証明書とともに、免疫を獲得していることが
一目でわかるリストバンドを提供する
構想も明かしたが、まだ実現していない。
英国ではすでに一部の新型コロナの患者を対象に
抗体検査を行っており、ハンコック氏は記者会見で、
免疫証明書が発行できれば
「免疫を得た人を可能な限り通常の生活に戻せる」
と強調。
***
また、コロナ抗体検査が行き届けば
秋口に懸念される
感染の第二波に
社会がどれだけ耐えられるかを
見きわめるのにも役立つはずです。
日本では、
抗原の方を特異的に
検査するキットの承認を急ぐなどの
対応はあっても、
抗体検査を大規模な規模で行なう!
といった政治的判断はまだの模様。
まずは、今回の緊急事態期間の
解除のタイミングを、
慎重に、間違わないように、
という政治的配慮なのかな-。
急な休校宣言やアベノマスクとかで
たくさんたたかれてしまったので、
政府も、大胆なことが
できなくなっているのかな-。
やるべきことは、
政権倒れる覚悟でどしどし進め、
歴史に名を残すくらいの決意で
臨んでほしいですね。
***
5月は、全会場、
ZOOMに切り替えです!!
5月8日(金)10:00-12:30 Live中継1日目
5月9日(土)10:00-12:30 Live中継2日目
5月10日(日)10:00-12:30 Live中継3日目
5月13日(水)10:00-12:30 Live中継4日目
5月14日(木)10:00-12:30 Live中継5日目
1会場分受講料で、いつでも、どこでも、5日間全部でもZoom参加可能!
↓



