不眠症のマッピング・ケーススタディ(中) | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おはようございます。

おのころ心平です。


身体的症状を潜在意識の欲求に変換する方法、

【マッピングシート】なるものを使っておこなった

カウンセリングのケーススタディ。


おのころ心平 - ココロとカラダの交差点


昨日の夕方の記事からのつづきです。


***



―――はい。では、ここに取り出した「不眠症さん」を、

いっしょに観察してみましょうか。この方、どんな顔してますか。


Cさん:この方って、人なの?


―――そう。どんな顔です?


Cさん:うーん、ちょっと待ってね。

…やっぱり「のっぺらぼう」かしら、顔がないわ。


―――そうですか、「やっぱり、のっぺらぼう」と。

じゃあ、顔のことは置いといて、この不眠症さん、

服はどんな色のものを着てますか。


Cさん:えーっと、紫、かな。


―――「紫」。


Cさん:そう、紫ね。これははっきりしてるわ。


―――「はっきり、紫」と。

そういえば、今日、Cさんがお召しになっているのも

紫色ですね。紫は、お好きな色なんですか。


Cさん:あら?そうね。紫は好きね。

でも、もともと好きってわけでもないんだけど


―――「もともと好きではない」と。

はい、じゃあ、この「紫の服を着た不眠症さん」を、

もう一度よく見てあげましょうか。

顔に、何か表情が出てきませんか。


Cさん:えーっと、ああ、出てきたわ。あら、あの甥っ子になったわ。

んん、ちょっと待って。次は、兄。また変わったわ。

兄嫁…弟…、母親、おじ、おば…。


―――顔が、くるくる変わるんですか?


Cさん:そうね。出てくるのは、…親戚一同ね。


―――「親戚一同」と。じゃあ、くるくる変わるのを止めてください。

はい、今、最後に、誰の顔になりましたか?


Cさん:…。


―――どうしました?


Cさん:…亡くなった、主人だわ。


―――「亡くなったご主人」。…そうですか、ご主人はいつ?


Cさん:もう、25年前よ。


―――えーっ「25年前」!  


Cさん:そう、うちの主人はいくつもの会社経営をしていたのね。

今は、私が全部引き継いでいるけど、この25年、本当に大変だったわ。


―――はぁ、「大変だった」と。


Cさん:そう、話せば長いけど、主人の家は資産家で、

いくつもの事業を持っていたの。長男でしたからね。


―――…でも、ご主人はお仕事の中途で亡くなった。


Cさん:無念でしたでしょうけどね。医療福祉事業は、

現場で私も手伝っていましたからね。主人が亡くなり、

ほかの会社もオーナーということで、私に経営権が回ってきた。


―――ご主人の跡をついで、奥さんが経営にたずさわったと。


Cさん:そうよ。右も左もわからない状況からね。

でも、がんばったわ。子どもがいなかったしね。

女だてらに経営者として、多くの役員をつかって。

危ない橋も渡ったわよ。あちら関係の親分さんともゴルフ接待をしたりね。


―――おお、すごいですね。「女だてらに」と。


Cさん:波乱万丈ってやつだわね。おかげで度胸はついたわね。

いろんな人間とつきあってきたわ。例えば…etc.etc.


―――なるほどー。まさしく「波乱万丈」ですね。


Cさん:そうよ。で、何とか事業を継続して、

もちろん失敗したものもあるけどね。バブルも上手に乗り切って、

それなりに資産も拡大させたのよ。


―――「資産拡大」と。うーむ、女傑だ。


Cさん:女傑? そうね。

女としては幸せかどうだったかはわからないわね。


―――え? そういう意味では…。


Cさん:子どもがいればね。

私、再婚はしないと決めていたから…。

親戚とも距離を置いていたし。


―――「親戚と距離」。それはなぜですか?


Cさん:それは、主人との結婚を大反対されたからよ。

うちの家系とは合わないとかでね。

でも、私は片田舎の地元を出たかったのもあって、

反対を押し切ってこちらに出てきたの。

うちね、地元では名士の家系だから、ほんとうに不自由で窮屈だったのね。


―――はぁ、それで、ご主人との新しい生活をと?


Cさん:そう、地元とは縁を切るつもりでね。

主人は私をほんとうに愛してくれた。自由も与えてくれたし、

今でもそれには感謝してるわね。


―――地元は「不自由」、ご主人は「自由」。

でも、そのご主人が急に亡くなった。


Cさん:そうね。主人が亡くなったときのことは、

あまりにショックすぎて、よく覚えてないわ。


―――そうですか。でも、そこから奥さんは立ち直ったんですね。

ただ立ち直っただけでなく、ご主人の事業を引き継ごうと決心された。


Cさん:そう。そうね。あの人の残したものを消したくなかったのね。


☞夕方につづく。



*****


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