「みんなでつくる学校会議 vol.2」に参加しました。

テーマは 子どもの権利・ウェルビーイング・多様な学び
心を大きく揺さぶられた学びの時間でした。

 

午前中には、山口創先生の「人助けの心理学」講座で学んだ「傍観者効果」という心理(=周囲に人がいるほど自分が動かなくなる現象)も夜のこの学びと重なりました。

 

印象に残ったお話をシェアさせてください

 

 星汐見稔幸先生(30年来の大ファン!)
「教育」「公共」「コミュニケーション」など、私たちが日常で使っている言葉は、元の意味が翻訳の過程で歪められてきた歴史がある。

「公共」は公に、共に、という感じがするけど、「公」は大きな家、大金持ち、身分が高いもの、支配者みたいな人という意味がある。

公は「おかみ」という言葉に近い。

本来の「公」は市民がつくるパブリック。

オランダでは地域や保護者が意見を出して多くの公立学校ができている。

 

 

星喜多明人さん(早稲田大学名誉教授)
公教育を変えていくには、5つの力(子ども・教師・校長・行政・民間)のいずれかから、アプローチが可能。今は決め手に欠けるが、希望はある。
教育長・民間主導の動きや「子どもアドボカシー」に注目が集まりつつある。

 

星 武田育夫さん(長野県教育委員会教育長/元伊那小学校校長・伊那中学校校長)
伊那小は通知表もチャイムも時間割もない学校。
子ども自身が「自ら求め、決め、動き出す」ことを尊重し、子どもの輝きが先生たちを動かす原動力になってきたとのこと。
教師同士が対話を重視しているという話。

 

星武田緑さん(特定NPO法人 School Voice Project)

学校は放っておくと大人の視点でデザインされてしまう。

生活、学習は子どもたちは切り離されていないので伊奈小はそれを大事にし、授業という営みが真ん中にある。

先生方が頑張りすぎていることを手放せるように、授業に集中できるような環境が学校には必要。

子どもたちに自信をつけるじゃなくて、子どもに(もともともっている)自信を返すという言葉を紹介。

 

 

ピンクハート私の気づきと感想

 

伊那小は高い評価を得ているのに、なぜ他の公立学校では広がらないのか?
責任から逃れたい、他の人と同じ行動をとると安心するという人間の本能(同調圧力)などから起こる「傍観者効果」のような現象が、教育の世界にもあるのでは?と感じました。

 

そして同時に、伊那小ではそれを超える「仕組み」「対話」「文化」が根づいている。
誰かがいなくても続く、地域と一緒に育まれた風土がある。

理念 × 文化 × 仕組み × 対話 × 地域の総合力が、持続可能な学校をつくる。
そして、それが私たち自身の学びの姿勢にも問われている。

 

また、汐見先生のお話にあった「パブリック=市民が育てる公共」という視点から、2年前に市長選に合わせて取り組んだ「立川の学校教育を考える会」の活動が、とても意義深いものだったと改めて感じました。

あの時、市民の立場で学校教育について、考え語り合った時間が、まさに「公共」を育てる営みだったんだと。

勇気と希望をいただいた一日でした。

 

 

鉛筆サイエンスひとネットのブログにもまとめを掲載しました。

 

 

 

 

【参考】

伊那市立伊那小学校 – 内から育つ

 

【主催】

一般社団法人Everybeing

 

 

 

 

 

image

 

 

コミュニティ

 

●立川サイエンスひとネット
(わくわく楽しいサイエンス、なぜ?を深めるサイエンスを発信。科学教育の普及をしています)



●思いやりの会
(みんな違ってあたり前!多様性の尊重と寛大をテーマに自分らしく幸せに輝ける社会への願いを込めて。)



●スキンシップケア・コミュニケーション・アカデミー
(自分らしく幸せに生きるための土台=皮膚感覚について学びあう会です)