登録有形文化財のスタバがすごすぎた。鹿児島・仙巌園で感じた特別な時間
鹿児島観光の定番スポット「仙巌園」のすぐそばにある
『スターバックスコーヒー鹿児島仙巌園店』。
登録有形文化財をリノベーションした店舗として知られ、
歴史ある白い洋館とスターバックスの世界観が
融合した唯一無二の空間です。
さらにすぐ隣には「島津薩摩切子ギャラリーショップ 磯工芸館」があり、
鮮やかな色彩と繊細なカット文様が美しい薩摩切子が
ずらりと並んでいます。
4月の鹿児島旅行で実際に訪れ、撮影した写真とともに、
その魅力をお伝えします。
鹿児島の山を背負った、"特別すぎるスタバ"
白い洋館。
緑深い山が、すぐそこまで迫っている。
「スタバに来た」というより、
「どこか別の時代に迷い込んだ」感覚。
ここがほんとうにスターバックス、なのだと
何度か自分に言い聞かせた。
登録有形文化財をリノベーションした空間
スターバックスコーヒー鹿児島仙巌園店は、
「旧芹ケ野島津家金山鉱業事業所」を
リノベーションした店舗。
国の登録有形文化財に指定された建物を
そのままスタバの空間として使っている、
という贅沢さ。
各部屋に飾られたアートワークも、
建物の歴史とスターバックスの
コーヒーカルチャーが溶け合うように選ばれていて、
ただ座っているだけで
何かを吸収しているような時間になる。
コーヒーを飲みながら窓の外を見ると、
薩摩の風景がそこにある。
静かで、落ち着いた空気だった。
隣の磯工芸館へ。薩摩切子に心を奪われる
スタバを出たあと、
ふと隣の建物に気づいた。
「島津薩摩切子ギャラリーショップ 磯工芸館」。
明治42年(1909年)に建築された洋館を
活用したショップで、
こちらも平成11年(1999年)に
国の登録有形文化財に登録されている。
入った瞬間、声を失った。
テーブルいっぱいに並ぶ、
色とりどりの薩摩切子。
赤、紫、藍、黄。
照明を受けてきらきらと光を抱いている。
薩摩切子って、どんなもの?
薩摩切子は、江戸時代後期に
薩摩藩で生まれたガラス工芸。
島津家28代・斉彬が藩主になると、
着色ガラスを研究開発し、
色被せガラスにカット文様をほどこした
「薩摩切子」が誕生した。
その後、工場群「集成館」において
本格的なガラス製造が始まり、
薩摩の工芸品として名を馳せるようになる。
特徴は、色と透明のグラデーション。
上から下へ、色が溶けるようにぼかされている。
その繊細さが、
江戸切子とはまた違う表情を生む。
色が、宝石みたいだった
赤の猪口は、重厚で薩摩らしい強さがある。
黄色の花瓶は、光を内側に抱えているみたい。
朝の光を閉じ込めたような色だと思った。
藍の猪口は、夜の深さに似ている。
見ていると、静かに吸い込まれる。
そしてカウンターには
宮薩ガラス工芸工房の作品も。
ジュエリーグラスと呼ばれるものや、
金箔を溶かし込んだような銀彩ワイングラスまで。
金を纏ったグラス群は、
どこか神社の宝物殿みたいな空気で。
値段を見て少し震えながら、
それでも目が離せなかった。
何か一つ、欲しいと思った瞬間に
「何か一つ買って帰りたい」。
そう思って価格を見たら、
猪口(大)でも33,000円〜36,300円(税込)。
決して安くはないけれど、
これだけの技術と歴史が宿っているなら、
むしろ納得してしまった。
でも、そこで気づいてしまった。
「あれ。家にスタバの切子グラス、あったな」
箱に入ったまま、ほぼ観賞用になっている
あの切子グラス。
割るのが怖くて、もったいなくて、
気づけばずっと箱の中。
そういうやつ、ある。
今回の旅で感じたのは、
やっぱりガラスは使ってこそだということ。
光を受けて、飲み物を通して、
初めてその美しさが完成するのだと思う。
帰ったら、あの切子を出そう。
そう静かに決めた。
スタバ以上に、記憶に残った場所
スターバックスコーヒー鹿児島仙巌園店は、
「スタバに来た」という感覚を
やさしく超えてくる場所だった。
歴史の中に佇む建物、
薩摩の空気、
隣に広がる切子の色の世界。
鹿児島を訪れるなら、
仙巌園と合わせてぜひ。
スタバ目的で来ても、
きっと想像以上のものに出会えると思います。
皆さんは「使えなくて箱入りになっているもの」、
ありますか?
📍 スターバックスコーヒー鹿児島仙巌園店
鹿児島県鹿児島市吉野町9688-1
(登録有形文化財「旧芹ケ野島津家金山鉱業事業所」内)
📍 島津薩摩切子ギャラリーショップ 磯工芸館
尚古集成館に隣接
(国登録有形文化財・明治42年建築)
鹿児島でみた風景
車中より
ジョイフルっていったことないかも。。。
ホテルからの眺め
























