筑波大学リスキリング講座「女性リーダーのためのカウンセリング実践プログラム 寄り添い支援」受講記
2026年5月、筑波大学のリスキリング講座の受講をスタートした。
オンデマンド講義 大川一郎教授による『障害発達心理学II』は482分にも及ぶ講義だ。
講義の中で、あるスライドが映し出されました。
その瞬間、私は思わず心の中でこうつぶやきました。
「……ああ、私は今、“第三の時代”にいるんだ」
講義で紹介されていたのは、イギリスの歴史人口学者ピーター・ラスレットの「四つの時代」モデルでした。
「四つの時代」モデルとは
ラスレットは人生を、大きく4つの時代に分けました。
- 第1の時代
教育と依存の時代(子ども・青年期) - 第2の時代
労働と責任の時代(働き盛り・子育て期) - 第3の時代
引退後の自由な時代(自己実現と選択の時代) - 第4の時代
心身の衰えと依存の時代(老年末期・要介護期)
そして講義では、こう説明されていました。
20世紀後半、医療の進歩と生活水準の向上によって、人間の寿命は大きく延びた。
その結果、「定年退職から介護が必要になるまで」の期間が長くなった。
つまり、“老後”が長くなったのです。
しかしラスレットは、それを単なる「余生」とは考えませんでした。
むしろ、
新しい人生のステージ
として捉え直したのです。
この考え方を聞いたとき、私の中で、ここ数年の出来事が全部つながりました。
なぜアラカンの今、学ぶのか
30年近く企業で働き、子育てや家族の問題も経験し、早期退職もし、駐在も経験して、早稲田大学LRCで学び、今は筑波大学で「カウンセリング実践プログラム」を受講しています。
数年前の私なら、こんな未来は想像していませんでした。
でも今振り返ると、私はずっと「第2の時代」を全力で生きてきたのだと思います。
仕事。
責任。
家庭。
期待に応えること。
気づけば、「自分は本当はどう生きたいのか」を考える余裕は、ほとんどありませんでした。
けれど今、子育てや会社中心の人生が少しずつ終わり、
ようやく、自分自身に問いを向ける時間が生まれてきた。
それが、ラスレットのいう「第三の時代」なのだと感じました。
「老後」ではなく、「再設計」の時代
日本では、まだまだ
「定年後=引退」
という感覚が強いように思います。
でも実際には、60代前後はまだ元気です。
学べる。
働ける。
挑戦できる。
人と出会える。
だから私は最近、「人生後半戦」という言葉を使います。
それは、“終わり”ではなく、“第二の創造期”だからです。
私がLRCやASAILで取り組んでいることも、まさにそこにつながっています。
AIを学ぶことも。
My STORYで人生を振り返ることも。
セカンドキャリアを模索することも。
全部、「第三の時代」をどう生きるかという問いなのです。
第三の時代は、「自由」だけではない
ただ、この時代は、楽しいだけではありません。
自由になったからこそ、
- 自分は何者なのか
- 本当は何をしたいのか
- 誰と生きたいのか
- 何を残したいのか
という問いが、逆に強く突きつけられます。
会社という肩書きが薄れた時、
子育てが終わった時、
親の介護や死に直面した時、
人は「自分自身」と向き合わざるを得なくなる。
だから私は最近、
人生後半は「勉強の季節」なのではないか、と思っています。
知識の勉強だけではなく、
“自分を知る”ための学びです。
私はいま、「第三の時代」を生きている
筑波大学の講義でこのスライドを見た時、
不思議なくらい、納得しました。
「ああ、私は今ここにいるんだ」
迷いながら。
問いながら。
時には不安になりながら。
でも、だからこそ面白い。
人生100年時代と言われる今、
60歳前後は、もはや“終盤”ではなくなっています。
むしろ、
「自分の人生を、自分の意思で編集し直せる時代」
なのかもしれません。
そして私は今、その入口に立っている気がしています。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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