たまにはエッセイでも | 【余計なお世話ですが】主婦力プロデューサーのブログ

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主婦力プロデューサーとして、企業に主婦の力を認めてもらうべく日々奮闘しています。主婦がイキイキできる世の中は、きっとみんながイキイキできる世の中。ワークライフバランスのとれた笑顔あふれる世界を一緒に作りましょう♪

珍しくエッセイを読みました。


たまたま見たNHKのアーカイブスで、取り上げられていた作家の須賀敦子。

(私はこの時初めて名前を知りました)



'50年代に海外留学した裕福で頭脳明晰なお嬢様、と思いきや、マイノリティとしての苦悩、女性としてどう生きるかの悩みなどなど、私たちと変わらない思い(戦前なのでもっと大変)を抱えながらの生き様に、とても共感したのでした。


番組では永作博美が朗読したのですが、これがまた、なんとも文章とマッチしていて妙に耳に残りました。ちょっぴり退廃的というか、何か心の中に不満抱えているような世の中斜めに見ているような、そんな声と・・・。



コルシア書店の仲間たち (文春文庫) コルシア書店の仲間たち (文春文庫)


イタリアというと、明るく陽気な人たちを想像しますが、それは表面上だけだと気付きます。フランス人との違い、ユダヤ人との距離感、日本人との感覚の違いなどなどが、彼女の優しい目を通してつづられています。



地図のない道 (新潮文庫) 地図のない道 (新潮文庫)

ガイドブックに書いてあるヴェネツィアとは随分趣が違います。彼女自身、夫と死別した深い悲しみを抱えた時期に訪れています。ユダヤ人とゲット、高級娼婦、そして梅毒にかかった彼女たちの病院・・・。万国共通の女性の哀しみのようなものを感じました。



イタリアでの彼女はマイノリティであり、ギリギリの生活をする「負け組」。だからこそ見えてくるイタリア人の暮らしと本質。

文章がとても美しく、流れるようです。そして、大人の女性の凛としたたたずまい。


思わず背筋がシャンとしました。



彼女が文章を書き始めたのは60才。

人生まだまだだと勇気が出ます。