旅の移動中に一気に読みました。
ずっと気になりながら、なかなか手が出せなかった本。
上杉鷹山
江戸時代後期の米沢藩を救ったと言われる藩主です。
上杉謙信、そして今の大河ドラマの上杉景勝、直江兼続と続く
由緒ある藩でありながら、今や莫大な借金にまみれて
にっちもさっちも行かなくなっている米沢藩。
そこに、養子としてやってきたのが9代目の鷹山です。
そのときナント17才。
しかも、九州の高鍋藩(宮崎)からやってきたというのですから
ちょっぴり親近感もわきます(?)
由緒ある上杉家に、田舎のしかもたった3万石からやってきた藩主に
部下たちが従うわけがありません。
死んだ目をしている臣民たちの心に、少しずつ火をつけていく
その鷹山の手腕は目を見張ります。
堕落しきった江戸時代後期。
世の中は、田沼の賄賂政治まっさかりの時代です。
士農工商の頂点にいる武士たちに
「武士は、人民のために働いている」という、今の民主主義の考えを
江戸時代の頭が凝り固まった武士たちに植え付けていくのは
すごいの一言です。
とにかく、人を惹きつける人間性と、
決めたことはただのひとつの例外も認めないと言う清廉潔癖さ。
今の日本のリーダーに、まさに読んでほしい一冊です。
でも、やっぱりとてつもなく大きな改革をするときには
既得権のない人でないとやれない。
鷹山が、よそ者だったこと、常識にとらわれない若者だったこと
とても大きな要因だと思います。
ということは、今の日本も変えるためには
既得権益を持たない人、つまり、若者、女性が必要??
