盆踊りといえば、学校の校庭にやぐらを組んで
赤白の提灯を張り巡らし、
夜になると浴衣でみんなが輪になって踊るもの。
小さい頃は楽しみだったけど、それも踊ることより
露店を覗いたり、買い食いしたりすることが楽しかったかな。
盆踊り=夏祭りという認識しかありませんでした。
そんな私が「これが盆踊りか」と初めて知った体験があります。
当時予備校生だった私たちには、夏休みは当然ナシ。
そうはいっても、お盆の時期くらいは休もうよということで、
友人の家に泊まりがけで遊びに行きました。
一面田んぼのかなり田舎です。
夜になると、友人のお母さんが「盆踊りに行ってきなさい」と言いながら
全員に団扇を配りました。(蚊でも追い払うのか?)
外に出ると、友人が「門に提灯がぶら下がっている家を探せ」と言います。
「あ、あそこの家」と言いながら、友人はどんどん門の中に入って行きます。
私たちもよく分からないままついて行くと、そこには広い庭。
(農家ばかりですから、庭が広い広い)
庭は照明で明るく照らしていて、何やらレコードがかかっています。
そこに何人かの人が輪になって踊っています。
えぇーっ
盆踊りって、個人の家でやってるの![]()
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おじちゃんもおばちゃんも、すごいスピードで団扇をクルクルと回しながら
とてもリズミカルに踊っています。
日本の盆踊りといえば、「炭坑節」とか「東京音頭」とか、
あーいう「チョチョンガチョン」みたいなリズムのものだと思ってたので
スピード感あふれる踊りに、圧倒されちゃいました。
(すごいカッコよかった。今でも残ってるのかなー)
「さ、あなたたちも入って入って」と、家の人に誘われて、
何が何だか分からないうちに、見よう見まねで踊る私たち。
蒸し暑い夜に汗だくになりながら、何とか1曲踊り終わると、
「はい、飲みなさい」と、ジュースをふるまわれ
(まだ未成年でしたからね~)
どっさりとお菓子の入った袋を一人ずつにくれたのでした。
何っ?
友人曰く、「提灯が下がってるのは初盆の家。
そこにみんなが集って、初めて帰ってくる霊を慰める」んだと。
来てくれた人には、賑わせてくれた感謝の気持ちを込めて
お返しをするんだそうな。
へ~っ、へ~っ、へ~っ![]()
だから「盆踊り」って言うんだ![]()
なんて、初めて気づいた19歳の夏でした。
その後も数軒の家を梯子した私たち。
手には抱えきれないくらいのお菓子と、心地よい疲労感。
お母さんに渡された団扇ナシでは踊れなかった、田舎の盆踊りでした。
盆踊りって、仏教行事だったのね。
って、知ってました??