『ダイエット幻想』磯野真穂著ご紹介 | おちゃずけのブログ

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「ローカーボでみんなできれいになろう!」

 ※本記事はTwitterni投稿した記事をまとめました。

 

以前ブログで磯野さんの

「なぜふつうに食べられないのか」磯野 真穂著を 紹介しました。

 

次はこちら・・・・

 

 

 

摂食障害当事者のみならず 

全ての女性にぜひ読んで欲しい本なので 

少し長文になりますが 紹介させていただきます。

 

まずこの本はダイエットを否定する本ではありません。 

 

私たち当事者にとっては、理論的であれ、力尽くであれ

 「痩せたい」気持ちを押さえ込むことは 本当に難しいです。 

この本で磯野さんが語っているのは 

” 「痩せたい」と言う気持ちと上手く付き合う方法を考える” ことです。

 

 だから、どうぞ、安心して読んで下さいね。

 

さて、その上で、磯野さんは 今一度私たちに問いかけます。

 

 ”あなたのその「痩せたい」気持ちは 

あなたの本心から出ているのものですか?

 それとも、そう思わされているのですか? ”

 

・・・いやいや、思っていますよ!と私。 

心の底からもうめちゃくちゃ切望していました。 

私は誰から強制された記憶はありません。

でも、しかし・・・と磯野さんは言います。

 

 ”気持ちは社会がつくる” のだと・・・。

 

 例えば・・・ヌアー族の成人の儀式や 中国の女性の纏足(てんそく)、

現代女性のハイヒールを例に挙げながら・・・。

 

 

 

 

”私たちは社会と交わりながら生きている 

社会から「こうした方が良い人生を 送ることができる」と 

様々な形で呼びかけれれるうちに、 

いつしかその声は、自分の内側からの呼びかけと 考えるようになる”・・・と。 

 

これほど強く願っている 私の

 「痩せたい」気持ちが 社会から作られ気持ちだった???

 

・・・では一体 

どんな外からの呼びかけが 私たちに、命に代えてでも手に入れたい 

「痩せ」への願望を芽生えさせたのでしょうか?

 

 磯野さんは、それは

 「人に認めてもらいたい」気持ち 

だと、語っています。

”「痩せる」ということは 他者から自分にかけられる声を 

心地よい呼びかけに変える (=他人に認めてもらえる)

比較的簡単で、お金もかからず、 しかも、かなり効率的な方法である” と、

指摘します。

でも、”この手っ取り早く、効果的にことこそが 「痩せる」ことの危険の一因なのです。”

 

 つまり ”他者からの声で満たされすぎると

 他者からの呼びかけがないと不安になり” 

”自分がどう思うか、感じるかではなく 他者からの評価が自分を形成してしまう”

のです。

 

 

 

 

自分の存在が 危うくなりやすいのが思春期と言う時代。

 

 カラッポだった私が ダイエットの成功で 一時的に友人から賞賛の声を浴び

 その声に満たされていったのは 必然だったかもしれません。

 

 

 

磯野さんは ”ダイエット自体をやめた方がいいとは言わないが、 

ダイエットをする時は、自分の声が他者の声で 満たされない程度にする”

 ・・・ことが大事と語ります。 

 

・・・とは言え、ダイエットは上手く行けば行くほど 加速していきます。

 そのさじ加減を掴むのは、本当に難しいです。

 

 

ところで、何故日本社会では「痩せる」ことが もてはやされるのでしょう?

 

 磯野さんは ”日本社会は女性が「かわいくあること」を要請している” 

と指摘します。 

そして 「かわいい」を手に入れる一番簡単な方法が 「痩せる」ことなのです。

 

一方、磯野さんは、

 

浅野千恵氏の言葉 「女らしくなることときちんとしたした人間 になることは矛盾している」を紹介。

 

 ”きちんとした人間=大人になると言うことは、 自立し、主体性を持つことであり、

 「かわいい」とは矛盾する存在である”と語ります。

 

さらに、

”「かわいい」には大人になることを 抑制する力がある”

しかし、人間はいつか必ず年を取ります。

 「かわいさ」はいつか必ず失われます。 

社会の求めに応じいつまでも「かわいい」を求め いつかその限界に気づく前に・・・”

 

 ”あなたは大人になっていい”

 

と磯野さんは呼びかけます。

ちょうど、先日 筆文字アーティストのロペあゆみちゃんが 

ブログで「主体性を持つことの大切さ」に ついて書いています。

 

https://ropeayu.com/have-independence/… 

 

 

磯野さんのこの本を読んで ロペちゃんは確実に、

再生の道を歩み始めていると 確信しました。 

 

そう、私たちは”大人になっていい”です!



さて、このご紹介文のはじめに

磯野さんが、 ダイエットを始めた時、 

”他者からの賞賛の声に満たされ、 自分の気持ちを見失うことの 危険性” 

について書かれていました。 

 

それでは、この”他者の声で自分が満たされてしまう状態”

回避する方法はあるのでしょうか?

磯野さんは、この本の最終章でそのことについて語ります。

 

 つまり、 ”自分自身を点ではなく、ラインを描き続ける存在として捉えること” が重要だと。 

社会では人間を、名前や肩書き、学歴、などの点として捉えがちです。

 しかし、私たちは、途切れた点の集まりではありません。

”生まれてからこれまで、さらにはこれからも 

描き続けるであろう、ライン”の存在なのです。 

 

その”ラインはもちろん唯一無二”です。 

 

”さらに、ラインは一人で描くことはできません。

 人との交わりの中で形作られていくのです。” ・・・・と。

 

最終章を読み いままで取材した女の子たちのことを 思い出しました。 

彼女たちそれぞれが、今、様々な出会いを重ね、

その中で新しい自分を生み出し 次のステップに進んでいます。

 

 ロペちゃんが好んで書いている文字は 奇しくも「繋がり」。

 

磯野さんの言う
”ラインとしての自己認識”そして”繋がり”

・・・ そこに、摂食障害からの再生の鍵があるかもしれません。

 

 

 

 

「ダイエット幻想」磯野真穂著

 

摂食障害当事者の人、 

そうでない全ての女子に・・・ ぜひ読んでいただきたい一書です。