先日読んだ名作
サマセット・モーム『人間の絆』の
読書会でした!
モームといえば
『月と六ペンス』と思っていたのですが
『人間の絆』もめちゃくちゃ良作で
長いけれど本当に読んでよかった!!
と改めて思いました。
読書会メンバーにも
「読書会がなかったら手に取らなかったから
読めてよかった!!」と言われて
嬉しくてほくほくしました(^ω^)
読書会では感想をシェアしながら
疑問点を語り合い。
なぜ「人間の絆」というタイトルなのか、
というところがいちばんの疑問でした。
「絆」というと
アツい友情!ズッ友!というイメージが
あるのですが(私だけ?笑)
この作品は
主人公フィリップの内省的な語りが多く
「絆」をメインに描いているようには
思えなかったからです。
ですが「絆」という言葉を調べると
切っても切れない人のつながり
という、離れようにも離れられない
粘着質な意味があり、
そういう意味で「人間の絆」を解釈すると
たくさんの人に影響されて
たくさん惑わされるフィリップの物語に
このタイトルはすごくしっくりくる!と
納得しました。
フィリップへの共感ポイントが
読んだ人それぞれ違っていたのも
印象深かったです。
フィリップの幼少期、青年期、
恋愛にぞっこん期、
怒涛の展開で底に突き落とされる期など
フィリップの半生がとても細かく
描き込まれているので
読み手が育った環境、経験を
物語に投影しやすく
「そこが共感ポイントなんだ…!」
と語り合うことで
改めて物語を味わい尽くすことができました。
(長いので、細かいシーンを忘れてしまうのですが
みんなで語り合うことで思い出して
「ああ!あのシーンあったね」と
思い返すことができました)
読了する良い機会になり
感想を語り合うことで
さらに物語を味わい尽くせるこの作品は
まさに読書会にぴったりな作品でした。
『人間の絆』の感想について
読書会を通して改めて思ったのは
きっと人生に意味とか
使命みたいなものはなくて
だからこそ
人と人のつながりを通して
自分で人生を意味づけしていくことが
大事なのではないか
ということです。
↑のことは
自分の誕生日に
ふと思い浮かんだこと
なんですが
誕生日って自然にハッピーな日になる!
ってわけでもなくて
祝ってくれる人がいる
祝いたい人がいるからこそ
その日が特別な日に思えるんだなぁと
しみじみ思いまして。
子どもを産んで
誕生日だけじゃない特別な日が
どんどん増えているのですが
この作品を読んで
きっとこれが人生を意味づけする
ということなんだろうと
改めて思わされたのです。
それから
愛とお金はめっちゃ大事だ
ということも
当たり前ながらこの物語を読んで
噛み締めました。笑
幼くして両親を亡くした
フィリップの孤独と
人間関係をこじらせる様、
大人になってから
お金を失い困窮し
視野が狭くなり
心が荒んでいく様が
とてもリアルで胸が痛くて。
夢を抱いて何度も
挑戦するフィリップですが
夢と同じくらい
「愛されたい」という思いも
強かったのではないか…
ずっとさみしかったのではないか…と
想像をふくらませました。
人間とは何か
人生とは何か
100年前も
そのもっと前の時代も
人はきっと同じことで悩み
苦しみ、もがきながら
自分にしっくりくる答えに
たどり着いているのだと思います。
みんなずっと昔から
同じことで悩んでるなんて
進歩がないように感じますが
逆に考えて、時を経ても
変わらないものがあるということに
なんかちょっとホッとしました。
何かしら悩みながら生きることこそ
人間の使命かもしれないですね。
(意味とか使命とかないって言ったけど)
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