入り口でクレームをつけている女性がいました。
ここの支店は最近移転したんですが、
あまりに場所がわかりにくい!と
延々と話す女性、静かに謝る行員さん。
そうなんです。
この支店は前はこの辺りの一等地と言っていい
利便性のいい場所にわかりやすくあったのに、
駅から少し奥まったところにある
ハイソな感じのビルの上の階に移転したんです。
新しいビルには看板はもちろん、案内すら出ていないから
本当にわかりにくい!
エレベーターも場所によって止まる階が違うので、
私も初めて来た時はビル内でさまよいました。
「お客様が第一でしょう?
こんな上の階にして、案内もろくに置かず
分かりにくくしてどうするの!
お客さんが来やすくないと意味ないでしょう」と
女性は怒っているんですが。
(イントネーションからして関西出身の人ではない感じ)
う~ん・・・
ごもっともなようで、ちょっと違うかも・・。
この支店は、実は自行の中で
関西トップクラスに儲かっていて。
要は、これからは法人や一部の富裕層対象にやってきます、
ってことなんだと思うんですよね。
場所と店構えの変わり方を見ると
そうとしか思えない。
お客様第一は全くその通りなんだけど、
銀行としては個人の小口のお客さんは
対象外、むしろ来ていらない・・
ということだと思うの。
たぶんその女性はそんなことは思いもよらず、
銀行=私たち個人が使うもの
として、分かりにくいのはこの銀行のためにもならない!
と正義感すら持ってクレーム言ってるんですよね。
言ってることは全く正論なんだけど、
根本の違いに気づいていない
銀行は、気がきかず不便な場所に移転したり、
うっかり看板を出してないんじゃないのよ~。
(たぶん)
もちろん行員さんはそんな事言えるわけもなく
「ごもっともです」と平身低頭。

その女性は、
この支店は気がきかない。
その足りない部分を私が注意してやったと
思っている感じで、
私がいた約20分間
ずっと同じ内容を言いつづけてました。
「事実はひとつ、真実は人の数だけある」
とはよく言ったもので、
人は自分の立場と知識、想像の範囲でしか
物事を見ることができず。
見えている範囲だけが、その人の真実になるんだなぁ・・と
そんなことを考えさせられました

ありがとう
ごめんなさい
許してください
愛しています


限界のところで