番外編「すぎえ能れっじ」レポート | 能meets

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観世流能楽師 林本大による
わかりにくいからこそ面白い能の、わかりやすく「濃密」な講座。
「能が皆さまに会いに行く」をモットーに大阪・東京・高知・栃木、他(福岡、長崎、札幌)で開催。
全国展開中!
スタッフ運営。

10月31日 岸和田にある杉江能楽堂で
すぎえ能れっじ~第一回「遊舞」~が開催されました!
 
これは杉江能楽堂の事務局の伊地知さんの企画
杉江能楽堂を活かすプロジェクト実行委員会の記念すべき初主催公演です!
 
伊地知さんから、この4月からの能meetsブログ企画や、能meets杉江能楽堂のご縁もあり、能meetsとコラボしたいとお話が。
普段林本先生お一人でやっている能meetsですので、こういった機会に他の能楽師の方とご一緒する講座は大変貴重で有難いお話です。
 
伊地知さんを中心に、対談でもお世話になった太鼓方の中田弘美先生や林本先生とも内容など相談を重ねられ…
事務的なもの制作関係は、伊地知さんが中心になって、チラシの作成、当日段取り、票券関係などなど、駆け回っておられました。
 
第一回は「遊舞」と銘打って、お月見のこの季節開催となりました。
 
 

 

 
当日は好天気!しかも満月でブルームーン、大安のハロウィン!
後半は関係ないかもしれませんが…あせる
でも何かいい日であることは前日から感じていました。
 
一部スタッフと伊地知さんとで、前日夕方に杉江能楽堂入りして日没の時間の確認と、舞台がどう見えるのか日の加減を見るという時間を設けていました。
 
開演16時というのも、この時期の日没を計算し、日のある時間から、暮れていく様を半分野外のようなシェードのかかった広い白洲に恵まれた杉江能楽堂を活かす企画だからこそです!
 
前日のロケハンもばっちり!
 

 

 

 

杉江能楽堂ファンの方ももちろんですし、

ラヂオきしわだに伊地知さん自らが出演して宣伝されたり、各新聞紙に杉江能楽堂や伊地知さん、そして能meetsも取り上げていただいた結果、公演1週間前には完売となりました。

ありがとうございます!!

その後もお問い合わせをいただき、たくさんの方にお断りをしてしまったと、伊地知さんも申し訳なさそうに仰っていました。

 

朝から掃除と、見所の準備。

 

 

 
ブログ企画でお世話になった南川さんの劇団「空晴(からっぱれ)」からも駒野さんがお手伝いに駆けつけて下さいました!
ありがとうございます!
 
お昼過ぎ方は先生方も続々と到着されます。
普段は公演直前に能楽堂入りすることも珍しくない能楽師の世界ですが…今回は初めての企画ということもあって早くからお越し頂きありがとうございます。
 
中田先生を中心に全体や二部の打ち合わせ
そして
一部に関しては能meetsとコラボするナニワノヲトの小鼓の成田奏さん、大鼓の山本寿弥さんも真剣に林本先生と打ち合わせをされていました。
 
ちらほら舞台に見えているのは…そうです!
お月見らしく、ろうそく能の雰囲気も味わっていただきたいと、伊地知さんが考えに考えて用意してくださった灯りです!
 
どうやってつけるかをスタッフ間で考えていましたが、林本先生から
「一部終わりで伊地知さんが出て来て点灯式的に灯りを点すのが一番いいでしょう」と提案いただき…それはイイ!
伊地知さんも緊張気味にお稽古されていました。
 

 

 

 

そしてこの日は、伊地知さんや実行委員会の方、能meetsスタッフ、駒野さん以外にも、伊地知さんの職場のお知り合いがボランティアスタッフとして参加してくださいました。

以前から杉江能楽堂でイベントがあった時はお手伝いいただいていらっしゃる方々だそうです。

 

今は感染症対策もあるので、皆さん消毒液を片手に一生懸命お手伝いくださいました!ありがとうございます!

 

 

皆さん明るく素敵な笑顔でお手伝いいただいて、こちらも気持ちよく安心して他の準備が進められます。
こういったお手伝いいただける方がいらっしゃるのは、伊地知さんのお人柄や普段のお付き合いあってこそなんだろうなぁと感じました。
 

 

準備が整いました…まだまだ明るい能舞台と白洲。

これもまた素敵な眺めです。

 

開場前からお客様が並び始めます…嬉しいですね!

お待たせしてすみません、ありがとうございます!

 

検温、そしてマスクの着用、更には靴裏の消毒からの靴袋のご協力本当にありがとうございます。

そんな中でもたくさんの方が駆けつけてくださって…

お客様をお迎えする伊地知さんの笑顔が印象的でした。

 

そしていよいよ!

 

第一部能meetsとナニワノヲトのお囃子講座がスタートです!

実演ももちろん。

 

小鼓や大鼓の説明もありますが、他の講座でもよく聞くような「どういった楽器か」という事だけではなく、そこから更に踏み込んだお話が。

 

林本先生が言葉で説明をして…それがどういう変化をもたらすかというお囃子の駆け引きや、表現の変化に皆さん驚きの声を漏していましたが、本当に面白い試みでした!

他では見たことがない講座です!スタッフも興奮して、何度も受付付近にいた伊地知さんと顔を見合わせました。

 

そしてもちろん林本先生の面白いお話に、時には笑い声をたてながら、皆さん熱心に聞いてくださっていたのも印象的でした。

 

 

成田奏さんと山本寿弥さんというフレッシュな(でもお二人とも小さい頃からお稽古されています)空気と、林本先生という組み合わせもとても楽しかったですね。

 

お囃子のお二人が去られてから、点灯式です。

伊地知さんが呼びこまれ、皆さんにご挨拶とご紹介。

灯りが点ると…まだ少し明るいですが雰囲気が変わりますね。

 

そしてその後は、林本先生から二部の「融」の解説。

これがまた素晴らしかったですね。

この日はお囃子と舞。

その見方、感じ方のヒントを短い間にたくさん聞かせて下さいました。

いつもの能meets講座と一緒ですべては言いません。あくまでヒント。

 

それでも皆さんは「そこは見逃したくない!」「どんな風に見せてくれるんだろう」「どういったお囃子になるんだろう」などなど、それぞれに興味や想像力を持って二部を待たれたことと思います。

 

一部では笛と太鼓は登場していません。

それもまた皆さんの期待を高めた演出だったと思います。

 

そして時間もばっちりちょうど1時間で終わり…休憩へ。

 

前日スタッフが調べ、17時から徐々に暗くなっていって、15分すぎたころから急速に変化しますと報告していたので、第二部は17時15分からと決めていました。

それにしっかりとあわせて一部を終わらせる林本先生。

さすがです。

 

 

 

 

休憩は15分。

その間にもちろんお手洗いや身体を伸ばしたり…

あとは、皆さんに休憩中に撮っていただきたかったこの光景。

 

日本庭園のような白洲越しの灯りの点った能舞台。

写真では若干明るくなるんですが…

肉眼だと更に趣があります。

本当に実際に観ていただきたい風景です。

 

 

お調べが響き…いよいよ第二部です。

仄かな灯りだけが点る能舞台に、お囃子の方々が登場され、厳かに始まります。

 

 

 

 

林本先生は、一部と変わって夕暮れの時間ということを考慮され、色紋付で舞われました。

 

実際にはもう少し周りは暗く見えます。

 

 

 

ワキと、正面少し右側にスタッフがおりましたが…

思わず撮影の手が止まる瞬間が何度もありました。

他のスタッフからも興奮した!と…

能楽堂は異世界へ連れて行ってくれる場所だと常々思っていましたが、この日の杉江能楽堂は別格と私は感じました。

 

伊地知さんが、スタッフの方々が準備した灯りや

この季節の自然の恵み

満席の見所

そして、能楽師の先生方の魅せて下さるお舞台

全てが最高の要素。

 

素晴らしい時間を本当にありがとうございました。

 

お帰りになる際皆さん良い笑顔で、スタッフにもお声がけいただきました。

これは…もちろん第一回としているので第二回第三回と継続してくことを考えていますが…早くに第二回を企画できればと、終演後少し打ち合わせも。また色々な楽しい意見を聞く事が出来ました!

 

決まりましたらこちらでもお知らせいたします!