ノーベル平和センターの書籍が、「海外でコミュニケーションが上達した」的な表現の改善に役立ちます。 | 帰国子女枠入試を合格させるための自己PR添削と面接練習対策

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● ノーベル平和センターの書籍“Those Who Listen Change the World”が、「海外でコミュニケーションが上達した」的な表現を改善するのに役立ちます。

帰国子女受験.comの齊藤です。

海城中学の、2026年度帰国生入試の合格発表が1月8日(木)にありました。

帰国子女受験.com受講生、海城中学に合格です!

担当は、北海道大学医学部の阿部信乃丞先生です。



阿部先生は、理数科目はもちろん、英語も教えられます、オールマイティーに指導できます。

私立中学・私立高校受験指導、自己PR型の帰国子女枠入試対策など、幅広く対応しているんですよ。^^

さて今回は、自己PR型の帰国生入試面接対策についてお伝えします。

先日、国際基督教大学高校(自己PR型)や早稲田大学本庄高等学院I選抜(ミックス型)の帰国生入試の面接試験で聞かれる「深堀質問」は、「縦方向」と「横方向」と「言葉の定義を問う」の3種類あることを記事に書きました。

帰国子女枠入試の面接試験で聞かれる3種類の「深堀質問」とは

1、縦方向(狭義)の深堀質問: 受験生に対して、ある経験についてより詳しい内容を確認する。

2、横方向(広義)の深堀質問: 受験生に対して、ある経験についての「ビフォー」「ターニングポイント」「アフター」を確認する。

3、言葉の定義を問う深堀質問: 受験生に対して、何気なく使っている言葉の意味を確認する。

この3種類の質問の中で最も難しいのが、「3、言葉の定義を問う深堀質問」です。

下記の「1」~「3」の表現を、帰国生のみなさんは願書やエッセイや面接試験で使うことが多いと思います。

1、「将来は世界で活躍したい」的な表現
2、「海外でコミュニケーションが上達した」的な表現
3、「国際機関で諸問題を解決したい」的な表現


これらの表現に対して面接官の先生から深堀の質問をされたときに、バッチリな回答ができるようにしたいですよね。

先日、「1、将来は世界で活躍したい」的な表現を具体的に説明する方法を、こちらで紹介しました。

そこで、「2、海外でコミュニケーションが上達した」的な表現を具体的に説明する方法をお伝えします。

願書や面接試験の回答において、帰国生のみなさんは「海外でコミュニケーションが上達した」ことを以下のように説明することが多いと思います。

願書や面接試験の回答でよく見かける、よく聞く、「海外でコミュニケーションが上達した」に関する説明

私が海外生活を通して身につけたことは、コミュニケーション力です。

インターナショナルスクールに転校したばかりの頃は、まったく英語が分かりませんでした。

しかし、英語を一生懸命勉強した結果、学校の先生の説明やクラスメイトの話している内容を理解できるようになりました。

そして、ディスカッションのときは自分の意見を言えるようになったり、グループではみんなと協力してプロジェクトができるようになったりしました。

以上から、私は海外で英語力が向上し、コミュニケーションも上達したと言えると思います。

大体、このような流れになるのではないでしょうか。

帰国生のみなさんが、コミュニケーションが上達したのは間違いないと思います。

しかし、上記内容がすべて事実ならば、「コミュニケーションが上達した」レベルではなく、「対話スキルを習得できた」レベルにまで達していることになります。

コミュニケーションとは

・言語や文字だけでなく、身振りや表情などの手段も使って、意思・感情・思考を伝達し合うこと。

齊藤が考える「対話スキル」とは

1、相手の言っている内容を理解できる英語力がある。

2、相手の言っている内容からその意図を汲み取り、共感できたり、受け止めたりできる。

3、自分が言いたいことや考えを伝えられる英語力がある。

4、相手のバックグラウンドや性格などを配慮しながら、柔軟に自分の考えを伝えられる。

5、「1」~「4」を行うための明確な目的、たとえば、「問題を解決する」や「協力体制を築く」などがある。

コミュニケーション力にはレベルがあって、コミュニケーションの最上位レベルは対話ができるようになることだと思います。

上記の「コミュニケーションが上達した」説明を読む限り/聞く限り、「1」~「5」をできていることになるので、「対話スキル」を習得できている受験生であると入試担当の先生に期待されます。

本当に「対話スキル」を身につけられているのであれば、もちろん問題ありません。

しかし、自分ができていることを大雑把に伝えているのであれば、残念です。

ほとんどの帰国生のみなさんが伝えたいのは、「対話スキルを習得できました!」というレベルではないと、私は思います。

・以前よりも先生の英語を聞き取れるようになったので、授業内容がかなり分かるようになった。

・英語でうまく説明できなくてもジェスチャーなどを使って気合で伝えられるようになったし、相手の言っていることが分からなくても凹まなくなった。

・色んな話題を使ってクラスメイトと英語でコミュニケーションができるようになって、友だちが増えた。

・宿題も、グループワークも、ディスカッションも、以前よりも楽に英語で取り組めるようになった。予習が重要だと分かった。

・しかし、英語が上達したからこそ、「英語の壁」がまだまだ高いことに気付いた。聞き取れないこともあるし、意図を汲み取れないこともまだある。

・英語ができるようになることと、相手に共感することやバックグラウンドが異なる人たちと協働ですることは、まったく別だと気付いた。

自分には伸びしろがあるから、東京学芸大学国際中等教育学校や国際基督教大学高校や同志社国際高校などの国際校に入学して、「コミュニケーション力」、あるいは、「対話スキル」を鍛えたいのではないでしょうか。

その場合は、大雑把に説明するのではなく、現在の自分はどのレベルに達していて、今後はどのレベルまで引き上げたいかを、入試担当の先生に具体的に伝えたいですよね。

学校は、現状把握ができていて、将来の展望が明確な受験生を評価するはずですよ。


そうすると、自身のコミュニケーション力がどのぐらいのレベルなのかを理解し、それを具体的に伝えるために、最上位レベルの「対話スキル」がどのようなものかを把握しておきたいですよね。

そこで、本を紹介します。



Those Who Listen Change the World(対話が世界を変える): The Little Book on Dialogue from the Nobel Peace Center(ノーベル平和センターが贈る「小さな対話の本」)

ノーベル平和センターが制作した書籍です。

日本語版もあります。





“Those Who Listen Change the World”をストックホルムのノーベル博物館のお土産屋さんで、見つけました。

この書籍によって、「海外でコミュニケーションが上達した」的な表現を改善するのに役立つのです。

この書籍には、良い対話をするための8つの原則とその詳細が示されています。

それぞれの原則について、ノーベル平和賞受賞者が解説しています。

良い対話をするための8つの原則

1, Dialogue should be a basic attitude. (対話を大切にする): ダライ・ラマ14世から

2, Create safe spaces. (安全な場をつくる): ベティ・ウイリアムズ/マイレッド・コリガンから

3, Include all relevant parties. (すべての関係者を包摂する): チュニジア国民対話カルテットから

4, In a dialogue, you must listen. (対話においては、耳を傾けよう): マーティン・ルーサーキング・ジュニアから

5, Let everyone share this experience. (すべての人が経験を共有できるようにする): フアン・マヌエル・サントスから

6, Ask question. (問いを投げかける): シリン・エバティから

7, Talk about the difficult topics. (難しい問題と向き合う): ナディア・ムラドから

8, Contribute to forgiveness and reconciliation. (赦しと和解のためにできることをする): デスモンド・ムヒロ・ツツから

これらを読むと「対話スキル」レベルが理解できます。

「対話スキル」レベルの解像度が高まるので、現在の自分のコミュニケーション力がどのぐらいのレベルなのか、今後どのぐらいのレベルに引き上げたいのかが明確になりますよ。


参考にしてみてください。

それでは、メールマガジンのお知らせです。

今回は、「3、国際機関で諸問題を解決したい」的な表現を具体的に説明する方法をお伝えします。

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