1960年代に急速に姿を消した蒸気機関車(SL)だが、東京近郊では貨物専用線であった高島線には最後までSLが残った。

1970年10月、残っていた区間も電化されSLの運行が中止になる時、10,11,18日と東京 - 横浜港間でD51 791牽引の「さよなら蒸気機関車号」が運転された。

 

試験前の大事な週末であったが、両親に説明して東京駅に撮影に行った。

そうしたらとんでもない人込み。SLが動き出しても半分ほどしか見えない。多くのファンがカメラを高く掲げ撮影しようとする。

でもそうするとアングルもピンとも運任せになってしまうから、とにかくファインダーを覗いて撮影した。

 

この時のとっさの判断は今でも正解であったと思っている。

 

でもしっかりSLの姿を撮れなかった後悔から、翌日も撮影に出かけた。よく親も許してくれたものだ。

人込みに懲りて有楽町の東京交通会館の屋上から、東京駅を出発する姿を狙った。あわよくば新幹線と並走する姿を撮れるかとも思った。

 

しかしあいにくこの日は雨模様。当時のカメラではその姿を鮮明には収められなかった。

よく見ると左の東京駅丸の内駅舎は復原工事の前の建物で、その手前の東京中央郵便局もJPタワーになる前だ。

 

次は記憶が間違っていなければ、1980年のC58 1牽引の横浜開港120周年・横浜商工会議所創立100周年列車。

横浜駅西口のジョイナスの屋上から自分の持つ135ミリの望遠レンズで撮った。

今では東口に沢山のビルが建ち、こうは撮れないであろう。

 

自分の古い記憶を蘇らせてくれた写真の紹介でした。一緒にノスタルジーを感じていただけると幸いです。

 

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