軽井沢駅前の「レストランまるほん」から「軽井沢駅前旅館の歴史」という文章をすでにアップした。

 

下の地図を基に1925年には4軒の旅館他があったと述べた。すなわち

A:〇ン運送店(ある時期より「駅前食堂」となったが詳細は不明)
B:油屋旅館

C:山屋商店

D:一田屋旅館 である。

 

現在まるほん旅館と市田屋旅館(後に一田屋旅館に改名)は駅前の道に沿っているが、B:油屋旅館、C:山屋商店は駅前のロータリー化の影響でかつての位置から一段下がっている。Aの駅前食堂はロータリー化に伴い移転したか。

本編ではこれらのお店の現在の姿を見ていく。

 

「輕井澤別莊案内圖」(1935年 国会図書館デジタルコレクション)

 

何度か紹介した「レストランまるほん」。かつての「丸本旅館」

 

B 油屋

「油屋ビル」という看板がビルの左側に出ていて、ロイヤルリゾート㈱という会社が入っている。ローマ字「SEIKYOKAN ABURAYA」に注目したい。元々は「清響館油屋」&「広声館丸本旅館」で、「淸響館」&「廣聲館」が呼応していた!

今年の7月現在では、看板の油屋の字も薄れてきている。

 

C 山屋 「名物 軽井沢駅構内 あんぱん」と書かれた広告が窓に見える。

2024年に惜しくも閉店(写真は2018年撮影)

 

D 一田屋 建物は新しくなっているが、現在も駅に近い旅館として営業中。

 

市田屋の左側の道がかつて旧軽井沢に向かうメイン通り。

道の両側には「横町商店街」が栄えた。

なお草軽電鉄の廃止と共に「新軽井沢」駅の名称は無くなったが、軽井沢町内循環バスのバス停に「新軽井沢」がある。かつての名残りであろうか?

 

軽井沢駅旧駅舎(現しなの鉄道軽井沢駅舎)

新幹線開業時に取り壊された軽井沢駅舎が、しなの鉄道軽井沢駅舎として復活した。

向かって右が1,2等待合室。中央2階が貴賓室。左側が駅長室であった

ちょうどこの駅舎の正面に先に紹介した3店はある、もしくはあった。

 

なお、筆者が贔屓にしている「まるほん」に先日行ったら閉まっていた。

そこで近くのおそば屋さん、高美亭(たかみてい)にふらりと入ったら、創業明治40年と書いてある。

聞くと同じ場所ではないが、今のところで一番長く営業しているという。確かに昭和20~30年代の商店街の地図には載っている。

ネットによれば

「当時、軽井沢駅の傍らにあった店は、区画整理によって現在の場所に。 5代目店主が守る老舗の味」とのこと。軽井沢駅の傍らとはどこを指すのであろうか?

軽井沢の駅前は古いお店ばかり!?

隣の建物には「山屋ビル」という看板が出ていた。

 

 

「まるほん」と「高美亭」の間にある「手打そば本陣」は1971年の創業。実際に「本陣」と関係はないか。

蕎麦と煮込み。 かなりコシのあるそばだった。

 

一田屋旅館の裏にあたる場所の「キッチン ハイツ

2020年で50年ほど続いているという記事がある。今は2代で営業?

ナポリタンがあるのはパスタ趣味の私には嬉しい。

 

 

駅前グルメ案内にもなってしまった。

いささか趣味的な話ですが、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

メインのホームページ「日瑞関係のページ」はこちら
私の書籍のご案内はこちら

「又心の糧(戦時下の軽井沢) 」はこちら