軽井沢で「チャイルド別荘」と呼ばれる愛宕山方面の別荘は筆者にとってのひとつの重要テーマである。
戦前はアルフレッド・リッチ・チャイルド、オートバイの老舗ハーレーダビッドソンの日本支社長の所有であった。
しかし日米関係の変化、関税の引き上げでビジネスが出来なくなり開戦前に本国に引き揚げた。
戦時中、そのチャイルドの別荘にはドイツ海軍武官補佐官ノルベルト・ベルシュテットの家族4名と中国人料理人が住んだ。そこでの思い出を息子のノルベルト(父親と同名)エピソードを書き残していて、すでに拙著にも書いてきた。中でも特に興味深いのは、戦後まもなくチャイルドの息子がアメリカ兵となり、ベルシュテット家の住む別荘を訪問する所だ。アルフレッドは別荘を手離していなかった。
この別荘は現存して、今も表札はチャイルド(Child)となっている。
建物はやや傷んだ印象。現在も夏には関係者が利用しているのであろうか?
道路からアップで撮るとこんな感じ
ここの終戦直後にGHQが残した写真で筆者が紹介してきたのは以下の様だ。
なかなか上の写真と一致しないが、白の横長の板の作りは同じで、現在左側にある石積みの駐車場(?)は戦後の増築と理解していた。
原所蔵機関は米国公文書館 国立国会図書館所蔵
それが今回見つけた写真が見にくいが、左の駐車場の形も同じである。(下参照)
先に見つけた写真は建物を反対側から撮ったものと納得した次第。
このような小さな発見が嬉しい、筆者の「戦時下の軽井沢」研究。そしてこの別荘の将来が気になる。
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