相手の感情を引き受けることは、優しさじゃなかった | 心のからくり心理学 ひらいなず

心理カウンセラー ひらいなずです

 

親しい人との関係に
疲れることがある


嫌いになったわけじゃない
大切な人だと思っている


でも
一緒にいると
なぜか消耗する

そういうとき
罪悪感が来るのだ


こんなに大切な人なのに
疲れると感じるなんておかしい
自分が冷たいんじゃないか
もっと受け入れなければいけない


でも違う
親しい人との関係だからこそ
距離が近くなりすぎて
消耗することがある

距離が近いということは
感情が混ざりやすいということだ


相手の不安が
自分の不安になる
相手の期待が
自分のプレッシャーになる
相手の感情の波に
自分が揺れる


これは
愛情が深いからじゃない
距離が近すぎるからだ

親しい人との間にこそ
境界線が必要なのである


境界線というのは
「ここから先は入ってこないでほしい」という
壁じゃない


「ここまでは一緒にいられる
ここからは自分の領域」というライン

親しいほど
この境界線が曖昧になりやすい
「親しいんだから何でも話せる」
「親しいんだから全部受け入れなければ」
「親しいんだから相手の感情を引き受けなければ」

そういう思い込みが
境界線を溶かしていく

でも
どんなに親しくても
相手の感情は
相手のものだ
相手の問題は
相手のものだ


それを引き受けることは
優しさじゃない


自分を消耗させながら
相手の重さを
背負い続けることだ

親しい人に
少し距離を置くことは
冷たさじゃない


ちょうどいい距離で
長く続けていくための
選択なのだ

疲れを感じたとき
自分を責めなくていい
「少し距離を置こう」と
思えることは


関係を大切にしている証拠でもあるのだ

 

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