「よだきいのう共和国」物語 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

「よだきいのう共和国」と言うのは野人が名付けた故郷の別名だ。

よだきいの~はこの地域の方言、大分県や宮崎県でよく使われているが、故郷の津久見市が極めつけだと確信している。

 

野人は元々、おはよう、こんにちは、こんばんは、おやすみなど、挨拶の習慣がなく、むー母から厳しく小言を言われ続けたが身に付かなかった。 今もほとんど使わない。

そんなものは省エネして挨拶なしでいきなり本題・用件から入る。 今もメールや電話など、その習慣は変わらない。

 

野人の故郷も似たようなものであまり挨拶はしない。

挨拶代わりによく使われるのがこの言葉「よだきいの~」だが、野人はそれもあまり使わず省エネした。

 

「よだきいの~」の意味は、「面倒くさい」「億劫」「かったるい」と言う意味。 「面倒」は実行が煩わしい、「億劫」はそれに輪をかけて気が乗らない。

これが挨拶代わりで、何事も最初からこの調子なのだからいかにやる気も覇気もないかがわかる。

だから朝昼晩と日に3度言葉が変わるご挨拶も省エネした人が多いのだろう。

 

裏を返せば平和であくせくせず面倒なことは省エネ、時間がゆっくり流れる地域なのだが、深く考えないから進歩もあまりなく、困ってもさほど気にしない。

 

幼馴染達の口癖は・・

「よだきいの~たかしちゃん ヒマでやることねえんじゃ」

 

彼らの父ちゃん達も・・「たかしちゃん よだきいのう」

 

猫までが・・よだきい顔してあくび・・

 

先日も、5歳から幼馴染みの男が電話で・・

「よだきいの~金が溜まるばっかしで使い道がねえんじゃ」

 

50年以上マグロ船や貨物船の航海士や船長だった彼は高額な船員年金の他に、趣味で組合に入り漁労、頼まれて魚を市場に出して月に十数万追加、スイミングクラブとパチンコしかやることないとボヤいていた。 仕方ないな、代わりに使ってやるか・・

 

お野人の「やりたくない病」はこの地域の影響を受けていることは間違いないが、理性を磨くのに必要だったから自然条件が揃ったこの地に生まれたと感謝している。 都市に生まれていたら今の野人は存在しなかっただろう。

 

「よだきいのう」で終われば確かに進歩はないが、逆にそれを原動力にすればよいのだ。

面倒くさくならなければ

よだきくないのう~音譜と気分も軽くなる。

 

面倒で努力してまでやりたくないビックリマークから、いかに楽をしてやるか知恵を絞り続けた。この中には通学法も勉強も宿題のやり方も入っている。

小学校の宿題は8月31日だけと決め、それを貫いた。

夏休みは海山川のスケジュールが埋まっていたから後回し。

中学高校では家での予習復習とノートをすべて省エネ。

これだけで結構・・よだきくはなくなったなひらめき電球ひらめき電球 遊べるし

 

野人の中学にはプールがなく、暴力で生徒を集めて水泳部を作ったヒマな先生はカナヅチで技術指導出来ない上に、歩いて20分の高校のプールを1コース間借り。「根性メラメラ」「バッと行けビックリマーク」しか言わない。

市内の大会で母校はドンケツからスタート、県大会へ行けばミーティングせずに先生は別府温泉街のストリップ劇場ドキドキまっしぐら。

この市内最弱水泳部は野人3年生の時に大分県男女総合優勝、野人含め5人が全国大会へ。 泳法は全員自己流。

水泳優勝校にプールがないのは前代未聞で、監督がカナヅチで水泳をまったく習っていないと言うのも前代未聞。市役所の教育委員会と校長の「よだきいのう」精神がクローズアップされ苦情が殺到ドクロ汗卒業してから素晴らしいプールが完成した。

水泳の常識を習うよりも各自が自分で考えたほうがはるかに結果が出せた実例だな。 学問も同じだ。

 

津久見高校は沖縄を除く九州地区で、唯一春夏両方の甲子園で優勝経験のある高校でプロ野球入りも多い。

ボクシングも、野人一族の1人が2年連続高校チャンピオン。

ブログにも登場したが、鉄橋の線路を歩き、警笛も無視、避けもせず小学生の時に列車を止めた男で何事にも動じない。

これも、よだきいのう共和国の産物かも知れんな。

 

3万人以上だった故郷津久見市の人口はこの50年で半分の1万6千人に、25年後は7千人と予測されている。

臼杵市と佐伯市に挟まれているが、合併はどちらからも断られた。

野人宅から徒歩1分、60年以上前に建てられた3階建て市役所は廃墟・崩壊寸前になっているが修理予算もない。

 

そこで・・苦肉の金策が この動画

ナレーション・・

「60年以上津久見市を支えて来た歴史ある庁舎だが、歴史を重ね過ぎた為かもはや霊界に繋がる窓口のようである。」

「おわかりいただけるだろうか、彼らの背後には息を潜めたミカンにカボス・・薄暗い階段の手摺に並んだサザエ、アワビ、イワガキ・・」

 

この市役所が作った11分間の動画、情けないが笑えて、お笑いセンス抜群の津久見市らしい。 こんなの真面目に作る自治体はたぶんおらんな。

堅苦しい税金の殿堂・市役所を笑いものに出来るのはさすが「よだきい共和国

キャストは子供達、とうとう子供達まで借りだすようになった。

困った大人を助ける健気な活動、是非視聴していただきたい。

 

5年前に制作、年間の視聴者はたった・・500人程度・・汗叫び

是非見ていただきたいタコ 供養だと憐れんで・・

 

よだきいの~文化から生まれたお笑いセンスは大人も子供も素晴らしいのだから、本腰入れて根本的な復興に励めばよいのだが。

ただ、鳥取県では「よだきい奴」は、最低のヤツと言う意味らしい。

 

一段落したら、故郷の復興の為に脳みそ使うかな。

お笑いは迷うことなく受け入れられそうだし。

 

その前に、市役所の近くで廃墟のような空き家になっている野人の家、何とかせんとな。

むー母が逝って何年も経つが、よだきいので相続手続きもしていない。崩れ落ち、警告の通知が来たらと少しは気にしている。

 

 

津久見市が公開したPR動画「津久見市役所 おばけ屋敷」篇が、 大分県広報コンクールの映像の部で「特選」に選ばれました。

 

「おばけ屋敷」動画が全国広報コンクールへ!! - 津久見市公式ホームページ

 

「津久見市役所 おばけ屋敷 ロングバージョン」篇 「津久見市役所おばけ屋敷」編/ロングバージョン(11分)

 

 

 

野人邸を管理する幼馴染もおじいちゃんになってしまった

市役所のすぐ近く 徒歩一分

 

 

 

 

大分県 津久見駅  やじん22歳の帰郷

 

 

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