歯の目的は何か。
この単純な問いに10秒以内に10秒で答えられる人はどれだけいるだろうか。
「食べ物をよく噛んで食べる為」と答える人が大半だろう。
そして当たり前すぎてばかばかしいとも思うだろう。
以前、ビレッジにやって来た原人は、ホウボウの刺身の大半をそうめんのように丸呑みして言った。
「この喉ごしがたまらん~
」
猪のスペアリブの肉が硬くて噛み切れなかった原人は、肉に噛みついたまま首を横に振って肉を食い千切った![]()
動物の歯は、獲物を狩る、喉を通る大きさに食い千切る、硬い殻などを割る為のものであり、「よく噛んで食べる仕組み」にはなっていない。
哺乳類も鳥も魚も「丸呑み」が基本であり、勝手に胃酸が消化する仕組みになっているから他に消化の努力などはしない。
原人曰く・・
「細かく噛み砕くのが目的ならば、歯は何列も並んでいなければ役目は果たせない」
「これが正しい食い方です」と・・
ひたすら首を横に振りながら硬い肉を食い続けた。
食い千切れない時、サメは首を横に振り、ワニはさらに体を回転させる。
食い千切れず、苦戦する原人に野人は言った。
「腰が入ってない 腰を入れて
首振らんかい
」
「体は回転させんでいいから・・・」
「よく噛んで食べる」
そう習ったから、皆がやっているから、疑いもなくそうして習慣になってしまった。
これでは歯は擦り切れて耐用年数が短くなるのも当然だろうな。
穀物や穀物製品の練り物などは胃酸で消化出来ず、消化に酵素と言う余計なエネルギーを使う。
だから出来るだけ細かく砕いたほうが消化しやすいからそうなったのだろうが、主食が本来の肉であればそうはならなかっただろう。
「朝起きたら顔洗う」洗面所の習慣もそうだが、部屋にホコリが舞っていない限り、夜風呂入って顔洗えば、朝起きて再び洗う必要はないだろう。 目洗い程度で良いのではないかな。
幼少よりよく噛んだ記憶がない野人の食事時間は5分だった。
今も急ぐときはそんなものだが、胃もたれで困ったこともない。
歯で消化するのではない。
数ある常識も疑問を持ち、物理的に明確な答えが得られなければ自分で考え直した方がいいな。
正解がどうであれどうするかは自由なのだがチリも積もれば紙となる
長い間無用な時間を費やすだけでなく、災いをもたらすことになりかねない。
動物との違いは、人は食文化を楽しみよく噛んで舌で味わう。
何を楽しみ、何を早食い丸呑みするかは時と場合だが、丸呑み出来ない食べ物は食の本質から外れている。
本能にも遺伝子にも組み込まれていない。
ご飯や餅は本来の食べ物ではないと原人は言うが、野人もそう言って来た。 ご飯の早食い早呑み込みは水気があれば可能だが餅は命を失いかねない。
パンでもご飯でもパスタでも餅でも、美味しいものは味わって食べれば良い。
しかし本質から外れる以上本来の健康を維持する食べ物ではない。
数十年、数百年の歴史しか持たない野菜にも同じことが言え、そこに健康を求める常識に無理があり、無理があるからこそ健康は一向に回復しない。
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