逃がしてあげたうな太郎 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

 

逃がしてあげた うな太朗・・  無事に帰れるか

 

 

昨年の何時ごろか忘れたが、マリンビレッジにやって来た天然うなぎの「うな太郎」を海に帰してあげた。

 

ジャックがこの近くの宮川河口で捕獲したうなぎで、共にやって来た仲間はすべて皆さんの胃袋に収まった。

 

そのうちの3匹だけ水槽に活かしていたが、大きいのから順に食べられ、一番ちっこいうな太郎は最後の生き残りだ。

 

うなぎはどんな小さな穴でも尻尾を差し込み、こじ開けて逃げようとする。

尾が傷つき、そこから雑菌が入るので、籠の内面に目の細かいネットを張って活かしていた。

 

やがてうな太郎は忘れ去られ、たまに思い出して確認すると元気で生きている。

通常は板で水槽に蓋をしているから真っ暗闇。

牡蠣シーズンが終わった4月から5か月・・

うな太郎は暗闇の中で生きていた。

 

あれから1年以上経ったか・・

うな太郎は体に傷一つなく、光のない世界で元気で成長していた。  しかも以前より・・丸々と美味しそうに・・

 

一度もエサを与えていないし、細かいネットからは何も入って来ない。 魚もカニもいないし、秋から春にかけて「牡蠣」を活かすだけだ。 カロリー・栄養学の理解圏外汗・・だな。

 

海水のろ過循環だけは続けていたが、他に何もいないのだからうな太郎専用だ。

温度管理は出来ず夏は高温になるが、よく暑さにも耐えたものだ。 うな太郎の生命力には脱帽する。

 

まむし頭がたまに思い出し・・

あ・・あれ食べよ音譜」 と、狙っていたが

つい・・食べそびれたようだ。

 

食べずに生きられる「うなぎ論」の実験も兼ねていたのだが、うな太郎がこれほど見事に健在とは思わなかった。

苦も無く理論を証明してくれたようなもの。

 

うな太郎の生長エネルギー源は、ろ過装置を中心とする海中微生物の持つ生命の電気エネルギー

その大半を特殊な粘膜を持つ皮膚から得ていたようだ。

 

これ以上の実験は必要なく、うな太郎が可哀そう。

情に厚いまむし頭も、これでは食えないだろう。

逃がしてあげるように言った。

 

ところが・・

まむし頭はよりによって最干潮汗の時に逃がした。

投げたのだが、海水面まで届かず途中の窪みの水たまりへ・・

うな太郎は・・ ポっちゃん  落ちたビックリマーク

 

わずかな水さえあればうなぎは生きられるが、空からの天敵に丸見えではないか。  泥に潜れば見えないのだが、うな太郎は潜り方を忘れたようだ。

 

まむし頭は大量のスズキをさばきながら、アオサギやカラスが舞い降りるたびに小石を投げて追っ払っていたパンチ!

 

昔のうな太郎ならともかく、元気な今のうな太郎ではアオサギやカラスも腰が引けるだろう。

 

うな太郎は住み慣れた元の宮川へ帰った。

 

無事に生まれ故郷の深海へ帰れるといいな。

 

 

 

うなぎが示す生命の仕組み 1

https://ameblo.mom/muu8/entry-12251741686.html

うなぎが示す生命の仕組み 6

https://ameblo.mom/muu8/entry-12254995965.html

 

 
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