むー母が詩吟サークルの忘年会に出席した。
仲間が車で迎えに来てくれて、そりゃあもう・・
人間国宝級
に扱われたらしい。
超最高齢と言うこともあるが、相変わらずバカでかい声が出せる上に博識で面白いからだ。
他にコーラスとフォークダンスと短歌にも通っていた。
翌日、報告電話がかかってきたのだが・・
とにかく前置きの長さに閉口した
「母ちゃん 復帰のご挨拶 何て言ったんだ
」
「車で迎えに来て 意外と近くの店だったのよ」
「わかった 母ちゃん 挨拶は・・」
「お寺の坂を上ったとこだから 歩いても10分」
「早よ言わんね ご挨拶」 こっちは忙しいんだ
「やっと思い出したわ 一回行ったことがあるの」
むー母の説明 延々と続く・・省略
「あいさつ・・母ちゃん ・・・
」
「そこはね 民家のような雰囲気で美味しいのよ
」
「ええい~
そんなことはどうでもいい
早よ言わんね ご挨拶
」
「せっかちねえ 物事には順序ってものがあるでしょ」
「・・・ ・・ずいぶん長い順序だな」
「皆さんと再び生きてお目にかかれるとは思ってもいませんでした と・・そう言ったわ」
「お
・・いい滑り出しではないか
そこでウソ泣きして見せたか
」
「そんなことするわけないでしょ アンタじゃないんだから」
「つまらんな・・・
」
「とにかくみんな喜んで たくさんお話し出来て良かったわよ」
「死ななくてお医者さんに申し訳ないって言ったか
」
「言うつもりはなかったけど つい 言っちゃったわ」
「お~
言ったか
それ ウケただろうが」
「みんな大笑いしていたわよ 涙まで流して・・」
「そうか~~それでこそ母ちゃん
よく言った」
「どこが面白いのかねえ 真面目に言っているのに」
その大真面目に言えるところが凄いんだ、母ちゃん・・
どんな状況下におかれても常に相手を思いやる。
回復して嬉しい反面、心から申し訳ないと思っているから言えるのであり、むー母は笑われる理由が今もわからない。
どうでもよいことを延々と喋り続け、最も知りたいことを聞き出すのに30分もかかってしまった。
しかし、母のお喋りは以前より迫力も持久力もある。
たぶん、イノシシ骨髄のおかげ横町だろう。
むー母 完治間近 生還のご挨拶準備・・
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むー母 コケて一回転 1
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むー母 コケて一回転 2
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