今年のむー農園は昨年に比べて悪くはない。
これから寒波が来るかどうかはわからないが、わからないのが自然界。
猛暑であろうが厳寒であろうがそれを前提に進めるのが協生農法であり、その土地、土質、環境に合ったものを配置すれば良い。
現行農法のようにマニュアルどおり短期で「作れ」ば、キャベツも白菜も地域に関係なく同じようなものが出来る。
自然界の循環の仕組み、土壌構造に関係なく肥料で肥大させるのだから同じ形、同じ味に仕上がり、それが人間の望む野菜の「品質」だ。
作る分野も流通もその仕組みが出来上がり、楽なようだが問題も多い。
病気、土壌汚染、連作障害、PHなど問題が多いから人はそれに頭脳を費やす。
自然界では元々発生しないことなのだから解決策などあるはずもないが、次々に対策を講じ続け、あれこれやった結果、わけがわからなくなり制御出来なくなってしまう。
比べて考えてみればわかることだが、人間自身、家畜、ペットも同様に同じ問題を抱え込んでいる。
農業が変ればそれらの問題も解消されるのだが世界の常識の壁と産業構造がそれを拒んでいる。
やってみれば、試してみれば簡単に答えは出るのだが、簡単なことを前向き思考と努力で難しくするのが人間なのだろう。
人間のような頭脳を持たず、いっさい考えもせず努力もしない生き物すべてがわかることなのだが、人は便利さと引き換えに大切なものを見失った。
彼らは食べる植物動物など、生き物を作ることも丹精込めて育てることもしない。
大地は工場ではない。
「作る」のではなく「出来る」ものを食べるのが生き物の道理。
食糧として周年大量に得たいのであれば、「出来る」最高の環境を、人知をもって整備すれば良い。
人知も及ばない「土壌構造」と「植物の成長」に直接手を加えてはいけない。
海を知らずして、船を知らずして大海に乗り出すようなものだ。
人類が抱える健康環境問題はそれに尽きる。
「仕組み」を知ればそれが理解出来るのだが、「知っている」と錯覚するかぎりそこに気付くことはない。
仕組みとは物理であり、生物学にも植物学にも、植物を相手にする農業にも物理が持ち込まれていない。
自然界の仕組みを知ることは生命の仕組みを知ることであり、生命とは何かを知らずして問題が解決に向かうことはない。
テーマ 協生農法
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