ブルース・リーの哲学2 | 野人エッセイす

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空手の世界では非常識さゆえ、戦後、異端児扱いされ苦労しながらも、その実力で世界に組織を築いた尊敬する空手家もいる。

同じ掟破りでもブルース・リーは映画スターでもあり、最初からその哲学は広く受け入れられた。

無精で無名の野人が空手家の道を歩いていたら、ただの異端児で終わっていたことだろう。


ブルース・リーのスピードと瞬発力は尋常ではなく、脱力の無からパワーの有を生むワンインチパンチ、これは野人も練習した。

手首が細い割に腱が強靭で、腕相撲でも巻き込みが強かった野人にはうってつけだった。

3㎝の距離から腕を動かさず手首のスナップだけを利かせて瞬時に机の引き出しを拳で奥まで打ち込み続けた。

スナップ力が強ければ手刀や背刀の威力も増し、自在に使いこなした。

ブルース・リーは片手で2本指で腕立てをやっていたが、野人は3本指で逆立ち歩行からそのまま腕立て伏せが出来た。

野人が最も磨きをかけ続けたものは手首と指先の動きとも言えるだろう。

それらは所属流派の技とはほど遠く、独自に探究するしかなかった。

指先や指関節での急所攻撃、つまり磨いた技は試合ではすべて禁じ手、反則ばかりだったが、拳よりも素早く自在で、リーチも長いから先にヒットする。

突きや蹴りに比べるとどのような角度からもスナップだけで指先が繰り出せた。

映画「沈黙」シリーズのスティーブンセガールが繰り出す合気道の手の動きに似ている。

違いは、あれほど目まぐるしくはなく、合気道ではなくあくまで空手だ。

基礎体力、跳躍、パンチ力、キック力、握力だけでなく耐久力、打たれ強さも筋金入り、ダウンした記憶もないが、指先、手首の用い方こそが空手の真髄と確信していた。


続く・・


武道と武術

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親指1本での逆立ち

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北東の拳と腱

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