マリンビレッジのアキグミがオレンジ色に色づき始めた。
調理場のすぐ隣で駐車場の目の前で、木の下にはネギやシマラッキョがあり、ヤマウドやレモンの木もある。
かなり大きな木で横に広がっているが高さも4m以上あるだろう。
この木陰は真夏の炎天下から野菜を保護するのに最適だ。
1万坪のマリンビレッジ敷地内にはおそらく30本以上は自生しているだろう。
自生と言うからには当然植えたものではなく、鳥によって種が運ばれ勝手に生えたものだ。
グミ類には、ナワシログミ、ツルグミ、マルバグミなどがあり、よく庭に植えられるものには大型のビックリグミやナツグミがある。
初夏に実るものが多いが、このアキグミは例外で晩秋の11月に赤色から暗赤色に熟したものが食べ頃だ。
楕円形の他のグミ類と違い、小粒で真円形をしている。
グミ類の葉の見分け方は簡単で、葉の裏が銀か金の皮質のようで光っている。
熟すとグミの中では渋みが弱い方で甘味が強くなる。
何とかこのアキグミを大量に収穫してフルーツソースを作ろうと考えてから早10年経つ。
猪や鹿肉や魚のソテーに合うことだろう。
それがなかなか出来なかった理由は簡単だ。
事前に食べて見て渋みもほぼ抜けて・・・
「よし!明日こそは収穫~」と決意した翌日にはあとかたも無くなっている。
野人の単純な脳ミソは「鳥」に読まれやすく、先を越されてしまう。
それが2年も続くとさすがに・・・
一網打尽の「焼き鳥」を考えた。
4年も経つと脱帽・・あきらめムード。
ここまで的確にやってのける「鳥太郎達」に敬意を表するようになった。
ましてこれらのアキグミは野人のものではなく、元々鳥太郎達が種を運んで来てウンチしたものだ。
野人が狙いを定める以前の太古の昔から彼らの大好物だったようだ。
まして食べ物が極端に減る晩秋ともなれば命を繋ぐ大切なものなのだろう。
そう思うとネットをかける気にもなれない。
今年こそ・・正々堂々と・・・
勝負してやろう。
自分の食う分くらいは自力で確保する。
焼き鳥野郎に・・負けてたまるか。
ここまでムキになって・・愚かと・・・
笑うなら笑いなさい。
2008 10月 アキグミの熟す季節

