原人物語8 明暗と名案 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

夜食のおにぎりを食べながら会議は続き、時計の針は既に深夜12時を回っていた。

ああでもない・・こうでもない・・と、しばらく思案すると野人の頭に悪知恵が閃いた!



明暗を分ける名案とはこうだ。

苦労して畑を作ったメンバーは農園に愛着があり、行く末も案じている。

月に一回集まってもらい、野人が指示する簡単な草の管理のついでに野菜は刈り取り放題、そして好きな種を撒けば良い。家族や友人を連れて来ても構わない。

そして収穫した一部をご両親の玄関に置いて帰れば良いではないか。

家は留守でもかまわないし、鎌と軍手を用意しておけば済む。

夏に一人で畑をやるのは辛いが弁当持参で皆でやれば楽しいものだ。

伊勢に講習に来て一人残っていた読者が喜んで大賛成、責任者がこれで決まった。

災い転じて福と成す・・・



両親は胸を撫で下ろし、災いの種をまいた張本人の原人はほくそ笑み、さっそく翌日には新しい「荒廃農地活性理論」としてメンバーに配信した。

よくメシ食う割には食えないやつだが、このシステムで日本を救うと吼えるからまあいいだろう。

その詳しい内容については農法名、波及作戦と共にまた後日報告する。

原人には正義感の強いお父さんと同じ血が流れているようだ。



下品にカサガイをしゃぶる原人
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