年中利用出来るユキノシタ | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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今は夏で雪がない。雪がなくてもユキノシタ・・・雪の中でも枯れないからこの名が付いたと言うが、よく見れば「雪」があるではないか。一面粉雪の下に葉が見える。これで立派なユキノシタだ。これが本当の語源で野人が言うのだから間違いない。深く考えなくて良い。ユキノシタは自ら雪を降らせる。

ユキノシタの葉は分厚く柔らかい。オランダイチゴのようランナーを出していくらでも増える。古くから民間薬として、また山菜として利用されてきた。庭にもよく植えられているようだ。何しろ年中使えて食えるからたいしたものだ。生薬名を「虎耳草」コジソウ・・と言うが、確かに虎の耳に似ている。子供の頃はよく潜ったので外耳炎や中耳炎らしきものになった。その度にバアちゃんがユキノシタの汁を野人の耳に流し込んだものだ。それ以来このユキノシタは嫌いだった。ところが天ぷらで食うとなかなか美味なのだ。葉の裏だけ衣を付けて揚げたり、茹でて利用したりする。放っておいて、年中タダで増える薬用野菜とも言える。ウルシかぶれにも効くようだし他にも効果があるようだから調べてみれば良い。