吉兆 料理の使い回し | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

また吉兆の不祥事がニュースになっている。一度客に出して手付かずの料理を別の客に二度出ししたと言う。鮎の塩焼きは二度焼きして出していた。そんなことをすれば旨みが抜けるのは当たり前のことでプロが知らないはずがない。やはりモラルの問題だろう。もったいないとは違う次元のことだ。国内でも最高の料理を出す料亭のすることではない。刺身も使い回していたと言うが刺身は怖い。保険所の指導もそこはキツいはずだ。細菌の増殖が他の料理とは違う。夏は2時間も放置すれば食中毒の可能性が高くなる。だから日本料理では必ず最初に出て来るようになっている。ある観光地で団体客の食中毒があったが、中毒したのは酒飲みばかりだった。刺身を最後まで残してゆっくりと食べたからだ。最初に食べたものは何ともなかった。このことは出すほうも注意しなければいけないことだ。バイキングの刺身も同じ事が言える。スタッフは相当気を使っているはず。言えることは特に夏場は二時間も放置された刺身は食べてはいけない。どんな綺麗にした刺身も空気感染で細菌は付いているがその量が問題だ。途中で洗えば中毒の可能性は減るが、吉兆でも洗って出していたのだろうか。当然塩焼きと同じで味は落ちる。一度調理したものの二度出しは大衆食堂でもやらない、それが当たり前のことだが、吉兆は何かが狂っていたとしか言えない。餅の業界でも同じ事があったがそれとは問題にならない。餅はさほど味も変わらないし中毒になる人もいないが、吉兆はあきらかに味を落とし、客に中毒の危険性も与えていた。今回の事件はため息が出てしまう。ホテルや料理店は絶対に食中毒を起こさないように細心の注意を払っているがそれでも食中毒は起きてしまう。細菌は目に見えないからだ。食材の本質と腐敗の仕組みを知りプロとしての自覚を持つことが大切だ。

スーパーで買ってきた刺身を、時間が経ちすぎて食べるのが心配なら過熱するのが一番だ。

どうしても食べたいなら、味は落ちるが水道水で洗えばあたることはないだろう。あたったとしたらそれは中まで腐っていたからだ。その時は食べた人の味覚器官がおかしい。