スイカズラの風呂と活用法 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

これからスイカズラの花が咲いてくる。香りが良くて好きな野草の一つだ。おしろい花のような形をした小さな花だが、花の根元を吸えばかすかに蜜の甘さを感じる。子供が蜜を吸うところから「吸いカズラ」と名づけられたらしい。花は二つ並んでたくさん群生するが、片方が黄色に変化してくるので「金銀花」とも呼ばれるがこれは生薬名にもなっている。秋に採取する全草は生薬名「忍冬」と呼ばれる。ニンドウの由来は、冬でも先端の葉だけが落葉せずに残っている様子から冬を忍ぶという名が付いた。昨年、面倒だがこの香りの良い花を採取して乾燥、カモミールみたいにお茶にして飲んだが、強烈な香りはないが結構イケるものだ。忍冬には、利尿、抗炎症、抗菌作用があって、解熱、解毒、発熱、血痢、伝染性肝炎、化膿性疾患、神経痛、リューマチなどの関節筋骨の疼痛に良いとされている。金銀花も忍冬と同様だが忍冬よりも抗菌作用は強いと言われている。野山にいくらでも自生しているスイカズラも入浴剤としては優れものだ。甘酸っぱい花の香りも楽しめる。金銀花を浮かべて金銀財宝に思いを馳せるのも楽しいものだ。スイカズラの新芽も天ぷらで食べられる。また、スイカズラのつるはガサガサして見栄えはしないが、皮を剥くと、他のつると違って驚くような白さで美しく、アート好きな女性も感激したくらいだ。芸術センスのない野人には無用のものだがアートをやる人にはお奨めの逸品だ。昔から体は異常なほど丈夫なので、薬草としては血止めのヨモギ以外のお世話になる事はないが、香りを楽しみ、山菜を味わい、実をいただき、他にも十分有用植物としての恩恵を受けている。ものは試し、まずは「金銀財宝風呂」から試していただきたいものだ。