農林水産畜産業的な農業を | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

荒廃する農山村の再生案としてはアグロフォレストリーの究極の形、自然循環を活用した農業と林業と水産業と畜産業の混生型が理想的だ。林業の森や山と畑を切り離さず、また小川や湧き水も利用して同時に農産物、養鶏や養鰻など、自然循環から生まれる産物を同時に無理なく生産すると良い。それが広い意味で「大地と共に生きる」と言うことではないだろうか。野菜の他、果物、山菜、ハーブ、キノコ、木の実、苗木、野草茶、アート材、花、卵、淡水魚などいくらでも考えられる。前例がなく、流通ルートもなければ、そこから生まれた商品を取り扱う「大地ショップ」を自分達で共同運営すればよいのだ。建築資材生産ばかりが林業でもない。「山を活用する」のが林業だ。自然志向の中、注目を集める本当の健康自然食品のトレンディな店になるだろう。それが「ピラミッド農業」の販売計画だ。野菜を生産するばかりが農業ではなく、大地を相手にしている。「どうやったら食べていけるか」まで農学者も政府も考えてはくれない。農業の衰退は「分業制」が生んだ弊害、常識を捨て、視野を広げて考えれば不可能ではない。野菜の品種別に生産が別れた現在、野菜全種だけでなく、これらのもの全てを同時に生産するには一見困難なようだが、自然の循環をうまく取り入れ、最初に理に適った設計施工をすればそれほど難しくはない。現にピラミッド農園一号は出来つつある。2~3年で循環農園が出来上がれば管理作業は簡単で、経費がかからず高齢者でも無理なくやって行ける。一人二人で十分やっていけるし、若者も安心して生計が立てられるから過疎化問題も解消されるだろう。自然と共生し、365日、そこから生まれるものすべてを「農産物」として収穫する楽しい「サラリーマン的農業」を目指している。苦しい農業は夢も希望もない。トラクターはもういらない。