世の中に体臭で悩み、苦労する人は多い。
女性の魅力を引き立てる香水も本来は体臭を消す為のものだった。
大航海時代、ヨーロッパの人々は香辛料を求めて未知の海へ乗り出した。
肉の臭みを消し、美味しく食べる為の命がけの旅だ。
それだけの価値も魅力もあったのだろう。色んな植物、花の採集も園芸と共に「香り」を香水に活かす目的もあった。
肉食文化の人々には味覚と暮らしに「香り」は欠かせないものだったのだろう。
臭いは元から絶つのが一番だが思うように行かない。
人間は元々体臭はなかったと思っている。
体が正常に機能していれば適度な水浴びで解消される程度のものだ。
犬は放っておくと臭くなるが猫はまったく臭くないのは何故だろう。
犬は普通に歩くが、猫はどんな汚い場所にも潜り込みホコリだらけになる。大きな違いは「水浴び」だ。
猫は一日中ブラシみたいな猫舌で体中舐めて綺麗にするが犬はしない。
だから人が世話してシャンプーで洗う。
鳥も必ず水浴びをするから臭い鳥などいない。
あまり毛の生えないゾウやカバは水浴びばかりだ。
一番進化した人間もまた水浴びだけで体臭は問題ない。
シャワー中心のヨーロッパの人々と違って「風呂文化」を持つ日本人が世界で一番体臭が少ないと言うことになるのだが、そうはいかないようだ。
野人には昔から強い体臭はがなかった。
ただ、人並みに靴下は臭くなっていたのだが、ある日急にそれも消えてしまった。
実験に連続3日穿いてもまだ穿けるくらい臭わない。
靴の中も臭くない。
自分のだからわからないのかなとも思ったが、確かに昔は臭ったからそうでもない。
申し訳ないとは思ったが、自分の会社の女子社員で実験した。
「目をつぶって何の匂いか当ててみよ」と、さも食べもののように・・・三日穿いた靴下を目の前に・・ごめんなさい!
鼻先でも結局わからなかった。
そして最後まで教えなかった。
臭わないパンツでもやろうと思ったが、さすがにそこまでは・・・
それまでも社員が不思議がっていたのは夏のTシャツだ。
海に出て汗をかき、3日間寝る時も着たきりスズメでも臭わないので、社員が寄ってたかって臭いを嗅ぎにきて首を傾げていた。
女性が「私は、夏は一日で臭くなる」と言うので、「清く正しく生きれば・・」と言いかけたら鬼のような顔で掴みかかってきた。
靴下の件もバレたらタダでは済まされない。
「風邪をひく最大の理由」で書いた画期的な良いこととはこのことだ。
風呂は入っても石鹸で体を洗わければ体臭はなくなる。
個人差はあるだろうが、納得した人は実験してみると良い。
労力がかかるはずもなくむしろ楽になるはずだ。
犬も水洗いは良いがシャンプーを使えばすぐに臭くなる。
生涯に「洗う時間」を計算すれば膨大なものになる。
銭湯でも「鬼のように」ゴシゴシ泡立てて10分以上は肉体労働しているが、野人は湯船に浸かる以外まったくやることがない。
人も動物も海から生まれ進化した。
今も海にとどまる魚は「粘膜」で覆われている。
俗に言う「ぬめり」と言う生臭いものだ。
ところが海から釣り上げた魚に鼻を近づけてもまったく臭わない。
人が掴み、ぬめりを壊した途端生臭い。
魚はぬめりが一部とれてもウロコがはがれても、そこから雑菌に感染して病気になってしまう。
このことからわかるように、生き物は被膜で保護されている。
人間は「皮膚」がその役割を果たすように出来ている。
皮膚呼吸だけではないのだ。
適度な脂分の他、どのようなものが分泌されているかは知らないが、それを化学物質で分解して根こそぎ落とすほど愚かなことはないように思う。
神が創造したとも言えるような高度な「仕組み」に科学や医学が敵うはずもない。