子どもへのまなざし | 「安心」と「共感」がひらく、子どものこころの扉

「安心」と「共感」がひらく、子どものこころの扉

共感的コミュニケーション(NVC)×神経の仕組み(ポリヴェーガル理論)で、
関わりの迷い・イライラ・すれ違いを減らし、親子関係が自然と整うヒントが詰まっています

 

先日、児童精神科医の佐々木正美さんのお話を聞く機会がありました。

 

佐々木正美さんは、日本の自閉症・発達障害支援の第一人者です。

 

30年前、自閉症の子どもたちは「親の育て方が悪いのが原因だ」と言われた時代がありました。

 

聡明そうな表情をしている子どもが、呼びかけても視線を合わせない。

振り返りもしない。

親からはぐれて迷子になっても不安そうな顔もしない。

毎日一生懸命育児をしている親に対して愛着行動が形成されない。

 

親の拒否的な態度によって、本来最初に信頼感を抱くべき母親に対して心を閉ざしてしまうのではないか。

当時は、心理学者や精神分析の領域の専門家でさえもそう考えていました。

 

そこで、教育者の多くは、拒否や攻撃をされたのだから、その裏返しの受容をすればよいと考え、子どもたちを絶対受容しましたが、なかなか成果は出なかったそうです。

 

その後、何年もの紆余曲折を経て、自閉症の人は自分に合わせてもらった教育でないと力を発揮できない、こちらに合わせないさいという発想ではダメなんだということが分かってきました。

 

そして、とうとう、TEACCH(ティーチ)に出会いました。

 

いろいろな環境で自分の力で自立して生きていくことができるように自閉症の特性に合わせた環境が視覚的構造化されたものをTEACCH(ティーチ)といいますが、このTEACCHプログラムを日本に紹介したのが佐々木正美さんなのでした。

 

 

佐々木正美先生はもともと自閉症のご専門ですが、
 子育て全般について書かれたこの本の著者としても有名な方ですね。

 

 

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私自身、子育てが辛かった時期は、この本を何度も何度も読み返しました。

佐々木先生の本を読むたび、周りの目を気にして「もっときちんとしつけをしなければいけないんじゃないか」と感じてしまうような場面でも、自分が愛したい形で愛してあげようというところにいつも立ち返ることができました。

 

人間の存在意味や価値は、「人間関係」の中にあり、幸福になる道筋の大原則は、日々の生活の中の地味で地道な人間関係の中にどれだけの価値を見出しながら生きていくかというところにあると、佐々木先生がおっしゃっていました。

 

佐々木先生は、とても謙虚で優しくて穏やかな方で、子どもや親へのあたたかな愛情であふれている素晴らしい方で私も大好きな方です。


 

子どもと関わる全ての人におススメの本です。↓

 

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全ての子どもたちが、その子の持った特性を十分に理解してもらいながら、自分を本当に大切にできる世の中になることを心から願っています。