人はきっと植物に笑われていると思う | 美的な押し花カリグラフィー花生活

美的な押し花カリグラフィー花生活

輪湖もなみ公式ブログ。植物の力を生活に取り入れる進化した押し花ボタニカルプレスアート。アフターブーケ保存のプレストブーケ(ブーケの押し花)を制作しております。東京のサロンで押し花教室、カリグラフィー教室を開催中。材料やキットも販売しています。

こんにちは。輪湖もなみです。

最近読んで面白かった本をご紹介します。
ボタニカ問答帖/京阪神Lマガジン
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筆者が、擬人化された植物にインタビューするという
ユニークな形式で
植物の面白い特徴や生態が描かれています。
美しい植物の写真も同時に楽しめます。


一部を引用してご紹介します。

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サルビア~蜜を持て余す女~

「(花粉を)ハチドリに運んでもらう約束なのよ。
それでわざわざ彼ら好みの体にしてるのに」

----彼ら好みの体に。

「そう。彼らは燃えるような赤が好き。地味な色には見向きもしない。
しかも決して花にはとまらないわ」

----花にとまらずに蜜を吸うのか?

「彼らの得意なホバリングよ。
せわしなく羽ばたいたまま長いくちばしを差し込んで
事が済めばさっさと行ってしまう。
でもそれってお茶を出しても座らないようなものじゃない?」

----うむ。なんだか切ない話だな。

「決して深入りしない男なの。憎いわよ。だけど彼が必要。
だからこっちも羽ばたく邪魔にならず
簡単に蜜が吸えるよう横向きで筒状の花を仕立てたわけ。
寸法もくちばしに合わせてね」

(中略)

かくしてサルビアは今日もその蜜を人に吸われる。
特定の付き合いばかりに入れ込むと
リスクも高いという話である。


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鳥を花粉媒介者にする花は
香りを出さずに鮮やかな色を持つ植物が多いそうです。
それは、鳥は虫よりも嗅覚が弱く
色覚が発達しているためだから。
・・・というように
植物図鑑に載っているような知識を
植物自身のセリフで読めるのが、面白い!





植物は、蜜で虫を溶かしたり
他の木にからみついて高いところに咲き
日の光を浴びようとしたり。
とにかく、種の保存のためになりふり構わず
あの手この手で戦略を駆使し
時には自分の体の形を変化させながら
生き延びようとします。
そのサバイバルな生命力は
実にたくましくひたむきで感動してしまいます。





同じ種の人間同士で殺し合いをしたり
必死に生きよう、婚活しようとする人を馬鹿にしたり
自ら自然を壊しておいて、
自然環境が狂いだすと慌ててなんとかしようとしたり。
植物からみたら、そんな人間の姿は
さぞかし滑稽に見えるのではないでしょうか。



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