◆EIGHT-JAM 「プロが選ぶ 2024年マイベスト10曲」 | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

いつしか食べ歩きがライフワークになってしまった今日この頃。
美味しかった店はもちろん、雰囲気の良かった店を紹介していきます。
2023年12月に外食記事 4000号を達成しました。
ちょこちょこ地域別索引も更新中。



年始恒例の「業界のトップが前年のベストテンを発表する」企画。

いしわたり淳治(作詞家/歌詞プロデューサー)セレクト


1位jo0ji:眼差しカッコいいに尽きる音楽・鳥取県在住のシンガーソングライター
彼の音楽を一言で言うならば「格好いい」に尽きます。
男っぽい言葉遣いと、色気のあるボーカル洒落たアレンジ。全ての要素が綺麗に噛み合って彼の独特な雰囲気を生んでいます。
作詞・作曲・編曲のみならず、アートワーク制作も手掛けています。
アレンジは現代的で、メロディーと歌詞は古き良き日本の歌謡曲の影響を多分に受けているということ。
日本の音楽界の中でも異端というか音楽を作る時の出発点が、人と違うような感じがして曲を聴くたびに才能の煌めきを感じていました。
2位緑黄色社会:恥ずかしいか青春はABEMA「今日、好きになりました。」主題歌
毎年着実にヒットを重ねる男女4人組バンドが描く青春ソングの最新形。
一般的に思春期というのは、“素直に一生懸命頑張る派”と“斜に構えて頑張れないのが格好いい派”の2種類に分かれるものです。
でも、その「熱さ」も「冷たさ」も、形は違えどどちらも紛れなく“青春”だと思います。
サビ冒頭の歌詞で、冷めた側の人たちが1番言われたくないだろう芯を食った言葉を、豪速球で投げつける歌がこんなにも瑞々しく輝きを放って響くことに驚きと清々しさのような新しい感覚を覚えました。
この歌は2024年にアップデートされた青春ソングの形だと思いました。
3位Omoinotake:幾億光年 TBS 系 火曜ドラマ『Eye Love You』主題歌で大ヒット
紅白初出場も果たした3人組バンド
ギターのいない3人組ピアノバンド。
Aメロ、Bメロ、サビ、どこを切り取ってもキャッチーでかつ、曲として骨格がしっかりしていて曲が展開するとともに着実に盛り上がっていく。
「こういう曲に出会えたら、作詞家として楽しいだろうな」と、嫉妬のような羨ましさのような不思議な感情を覚えた1曲で間違いなく2024年を代表する名曲の1つだと思います。
4位Nulbarich:Floatin'シンガー・ソングライターのJQ(Vo.)がトータルプロデュースする日本人バンド。
1stアルバムリリース後、わずか2年で武道館ライブを即ソールドアウト。
メンバーは固定されず様々な演奏形態に変化しアジア各国でも多くのライブを行う。
2024年を持って活動停止。
MVは全編アメリカ・ロサンゼルスで撮影。
個人的に1番聴いたのは、この曲かもしれません。
この曲だけをリピートして長い時間ドライブしたこともありました。
この感じが懐かしい感じがします。
この曲は頭使わないでリラックスして聴けます。
5位Awich:かくれんぼ大切な誰かを励ましたりする曲はこれまでJ-POPの中でもたくさんありましたが、「いつからか君は 薬がないと笑えなくなってった」という一文をJ-POPの文脈の中で歌えたのはスゴい事件。
歌われた瞬間に曲全体を緊張感が包み込んで、リアリティが漂い始める。日本ではタブーとされていたようなワードを彼女のルーツであるHIPHOPから来る感性と語彙力でポップリングに落とし込んでおり、新しい一歩を感じます。
6位Tele:カルトアーティストの米津玄師とも交流があるシンガーソングライター。
誰とも似ていない言葉を畳み掛けるように紡いでいく天性の詩人。
デッサンするように短い言葉を重ねて、気がつけば壮大な絵を描き出しており、言葉の洪水に圧倒される心地よさがある。あどけない少年のような佇まいの奥にある、ダークヒーロー感が爆発した曲。
米津玄師氏は「音楽も良いし話しててもおもしろくて、すごくなんかいいなと思ってます」とコメントしている。
7位Benson Boone:Beautiful Things有名オーディション番組「アメリカン・アイドル」出身。
MV総再生回数4億回の世界的ヒットとなった楽曲。
メロディーと歌詞とアレンジが三位一体となって美しい歌の世界を作り上げています。
最高の恋人に巡り会えたことで毎日が幸せだと穏やかに歌うバース(A・Bメロ)部分と、それを失いたくないと激しく叫ぶサビの、静と動の対比がドラマチック。
8位グソクムズ:ガーリーボーイ古き良き日本のポップソングのスタイルを継承しながら様々な音楽のエッセンスを交えています。
それを今の時代に似合う形に仕上げて爽快に奏でているのが印象的です。
歌詞も丁寧に吟味された美しい日本語にこだわりや美学のようなものを感じられて、非常に好感が持てる“シティーフォークバンド”。
9位テイラー・スウィフト:マイ・ボーイ・オンリー・ブレイクス・ヒズ・フェイヴァリット・トイズ彼との恋をバービー人形の”ごっこ遊び”に例えて「私の彼はお気に入りのおもちゃだけを壊す」と歌う。この短いフレーズだけで、自分たちの恋愛がどんな感じだったかを聴き手に鮮明に想像させます。
その引き算の美しさはさすが。
10位AKASAKI:波まかせ現役高校3年生のシンガーソングライター。
そこはかとなく漂うキラキラ感と大人っぽい歌声が印象的で、メロディーと言葉のセンスに非凡なものを感じます。
楽曲「Bunny Girl」も含め昭和な感じが18歳っぽくなく、何に影響を受けたのかなどすごい気になるアーティストって感じです。


川谷絵音セレクト


1位藤井 風:満ちてゆく 映画『四月になれば彼女は』主題歌
令和の天才が描く・人生初のラブソング
僕は何回彼に救われればいいのだろう。
どんな物事にも終わりが来る。
いつか終わりが来るんだから一喜一憂せずにあるがままを受け入れて軽くなって、結果あなたの心は満ちてゆくよと。
色んなものを持ちすぎている自分に手放す勇気をくれた大切な歌詞。
コードも優しく、イントロの8コード目でルートが半音上がったメジャー7になるところが優しくて優しくて、そこだけで泣けます。
チューニングのヘルツ 国際基準値は440Hz
基本は440Hz。状況によって変えますが、この曲は432Hz。だいぶ低いです。
2位大橋トリオ:エトセトライントロから歌メロから何から何まで完璧なポップソング
小泉今日子、上白石萌音などへの楽曲提供を行う一方でドラマやCM・映画音楽の作家としても活動。

注目は2番サビ終わりの間奏は、ほぼドラムだけ~鍵盤+弦楽器 再びドラムが加わります。
この間奏が天才的過ぎて何回も唸りました。
「くーっ」て声が本当に出ました。
ラスサビのお膳立て、完璧。
そしてラスサビと共に曲がいきなり終わります。
曲名である「エトセトラ」という歌詞と同時に曲が終わる展開も完璧すぎる。
まさにポップマエストロ。
3位Creepy Nuts:Bling-Bang-Bang-Born テレビアニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』オープニングテーマ。
2024年もっとも聴かれた日本を代表するHIPHOPユニット。

邦楽においてこのリズムの大ヒット曲は初めてだったのは無いかと思います。
「ジャージークラブ」1小節に5つのキックが入るジャンルの1つ。
とにかくサビの歌のリズムが気持ち良く誰でも覚えられて誰でも口ずさめます。
「世界で戦える日本の音楽はまさにこれだな」と・・・恐れ入ります。
4位柴田聡子:白い椅子現代詩の新人賞を受賞したシンガーソングライター
2010年大学時代の恩師の一言をキッカケに活動開始。2016年詩集「さばーく」で第5回エルスール財団新人賞<現代詩部門>を受賞。
エッセイ、絵本の物語などの寄稿も多数。
詩人・文筆家としても注目を集めています。

このフワフワしているようで地に足がついた歌が癖になります。
どうやったらこんなメロと歌詞の組み合わせを思いつくのだろう・・・まさに鬼才。
ネオソウルやファンク的な要素を落とし込んだクールなトラックで歌われるユニークなメロディ。
中でも独特の譜割りがこの曲のリズムを作っています。
5位RIIZE:Love 119 [Japanese Ver.]K-POP大手のSMエンターテイメントから2024年に日本デビューした新ボーイズグループ。
エモーショナルなピアノが鳴り響くオケにメロディーを当てず、音程が無いフックを乗せるセンスに驚きました。
昔の歌謡曲をサンプリングしてリバイバルするというのが流行っており、この曲も2005年のizi「救急室」のサンプリングとなっています。
ヒップホップ的なアプローチをするには優し過ぎるトラックなはずなのに、歌メロを入れないことがハマっています。
作った人は天才だと思います。
6位Mrs. GREEN APPLE:ライラック TVアニメ『忘却バッテリー』オープニングテーマ
流行がリズムにシフトする中で、奇をてらわずこの明るさの曲で真っ当にヒットを出せるアーティストはMrs. GREEN APPLEだけ。
サブスク時代の「イントロは無しで曲は短く」という空気感がある中で、イントロも曲の尺も長い。
長尺のギターソロも印象的で、大森(元貴)君が作って渡しているのだと思うが、あんなものをもらったら俺だったらマジで夜逃げすると思います。
このレベルの曲をずっと作り、ライブをやり続ける精神力とカリスマ性は、今の時代を象徴するスター。
7位minako:発狂Xのフォロワー数が1000人未満の謎のシンガーソングライター。
ギターの音が大きく、更にそれより突き抜けてくるボーカルの気持ちの乗り方が最高。
しゃがれ声じゃなくて、綺麗な声でありそうでなかった歌声。
ライブに行って、音源と違って「やっぱりライブが良いな」となることも多いが、これは音源から物凄くロック。
8位エルスウェア紀行:素直2020年から活動するヒナタミユ、トヨシの2人組バンド。
キリンジのコード感などを今の時代に合わせて昇華していて、久々にドストライクな「キリンジチルドレン」を見たと感じています。
ボーカル・ヒナタさんの歌声は美しい倍音で、ウィスパー成分が多いのにくっきりと粒立っている天性のもの。
マルチプレイヤーのトヨシさんは色々なジャンルを網羅しています。
9位きゅるりんってしてみて:しゅーぱーめるてぃらびゅふれーばーでんぱ組.incのプロデューサーであったもふくちゃんがプロデューサーをつとめる、女性に人気のアイドルグループ。
下半期1番聴いたかもしれません。
サビの「Tu-lu-tu-lu」のメロディーの中毒性がすごく、最初に聴いた時に「何コレ?」と思ったが頭から離れなくなりました。
メルヘンな歌い出しからは想像できない、少しダークさもあるサビの展開も癖になります。
普通に歌もうまい。
10位がらり:午後二時の通り雨想像を遥かに超えたBメロのメロディーを聴いた時にこれは売れると確信しました。
引き込まれる歌声を持ち、Vaundyを初めて聴いた時のワクワク感に似た感覚で、彼にしか出せないポップセンスがすでに開花しています。
3文字が視認性の限界である現代にあって、コラボなどでは「がらりと」と使われることでさらに強い印象を残せるというクレバーさも感じます。
2025年スゴいことになるのでは。


蔦谷好位置(音楽プロデューサー)セレクト


1位藤井 風:満ちてゆく映画『四月になれば彼女は』主題歌
2020年メジャーデビュー。
アメリカ・アポロシアター公演も成功させたあのアーティスト。

これまでのキャリアを通して歌い続けてきたテーマと持てる技術と経験全てで包み込んでくれるような大きな愛の歌だと感じました。
特にイントロはここ数年で最も美しいと感じましたが当然イントロ以外も全てが美しく、全てに意味があり愛がありました。
藤井風は一切力まない。ずっと自然体。
その真髄に触れられるような曲です。
歌い方の変化がスゴイ。
1番はシンプル、2番Bメロでコーラス、2番サビでダブルになり、ラストのサビで左右にボーカルが分かれ、生命の美しさを喜ぶように高らかにフェイクを歌うんです。
肉体と魂が離れたかのような空中を浮遊するようです。
2位井上園子:きれいなおじさんギターを持ってわずか2年・女性シンガーソングライター。
井上園子さんは
2022年 ギターを始め 音楽活動開始
2024年 デビューアルバムをリリース。
茅ヶ崎、藤沢など神奈川県沿岸部を中心にライブ活動を行っています。
1stアルバム『ほころび』に収録された7分を超える大作ですが、何度もリピートして聴きました。
好きなものを好きなように表現すると言う創作の根本を感じさせられた2024年最も衝撃を受けた曲です。
ギターを始めてまだ3年経ってないらしいですが、完全に自分の音、時間と空間を作れるアーティストだと思います。
歌詞は同じでも途中で店舗を変化させています。
ミクソリディアンスケール(メジャースケールの第7音を半音下げたスケール)を無意識に演奏しているようです。
3位Aooo:サラダボウル2023年結成
トップミュージシャンが集結したオールスターバンド・2010年代邦楽文脈の未来
日本にしか生まれないロックサウンド。
2023年結成の男女4人組ロックバンド。
石野理子(Vo.)元・赤い公園のボーカルでソロとしても活動。
すりぃ(Gt.)1000万回再生超えのボカロ曲を複数持ち、本人歌唱のフェス出演では入場規制を連発。
やまもとひかる(Ba.)YOASOBIやももいろクローバーZなどのサポートを務める。
ツミキ(Dr.)数多くのヒット曲を手掛ける。

2020年代シーンのオールスターメンバーと言えるスーパーバンド。
すりぃ、ツッミキという稀代のソングライター2人を擁するのは非常に強いです。
彼らが多感な時期に影響を受けた2010年代の音楽を「サラダボウル」に詰め込んだようなサウンドが非常に“今”を感じさせます。

ディミニッシュコード
このコードのルートから1音半の間隔で音を積み重ねたコード。
緊張と緩和をもたらす効果があります。
洋楽ではあまり用いられません。
4位Chevon:冥冥2021年結成。今、最もチケットが取れないバンドの1つ。
強烈なボーカルを擁するバンドの飛躍を予感させる1曲。

2021年に結成。札幌発のスリーピースバンド。
ライブは毎回、即ソールドアウト。
2000年代からの邦楽ロックの文脈をぶち込んだようなサウンド。
さらに特筆すべきはボーカル谷絹茉優の存在感。
技術面だけでなく、たぐいまれなスケールを感じさせる凄みがあります。
数万人の前でChevonがライブをやるのも、そう遠い未来ではないでしょう。
5位ODD Foot Works:この曲絶対に紹介したかったグループ。
デビュー以来、信念を持って着実に活動してきた彼らが、誰にも似ていないサウンドで己の信じる「最高」を叩き出した大傑作。
「足を取るか後世に今を引き伸ばす」という歌詞にアーティストとしての覚悟を感じます。
4つ打ちに重なる16ビートのベースが、高ぶる鼓動や緊張感のある焦りを醸し出しており、ラッパー・pecoriのラップもかっこいい。
6位Myuk:愛の唄TVアニメ『約束のネバーランド』のテーマ曲。
歌もギターも確かな技術があり、自身で作詞作曲できながら他者との創作によって可能性の幅を広げる選択を出来る視座も含めて美しい挑戦だと感じます。
Myukの歌声や、可能性を引き出すボーカロイドクリエイター・Guianoの仕事が素晴らしい。り
7位ブランデー戦記:Coming-of-age Story2022年結成の大阪発のスリーピースバンド。
2025年4月にメジャーデビュー予定。
誰もが感じたであろう若者の焦燥や苛立ち瞬間の輝きを描いた名曲。スマッシング・パンプキンズやニルヴァーナなど90年代オルタナティブ・ロックやグランジを彷彿とさせるサウンドが、大人になり切れない若者の空気を覆っていて、MVも含めて素晴らしい作品。
8位luvis:HigherZ世代のシンガーソングライター。
海外の精鋭的なオルタナティブシーンと呼応した研ぎ澄まされたサウンド。細野晴臣・はっぴぃえんどを感じさせるような懐かしさもあり、それが世界のどこにもないらしいluvisらしい楽曲になっており、とてもセンスが良い。
音色作り、アレンジメント、作曲、すべてにおいてハイクオリティーであり、アーティストとしての立ち位置も他に似た存在がいないので、これから何をしてくれるかがますます楽しみ。
9位ヨルシカ:晴る テレビアニメ『葬送のフリーレン』オープニングテーマ。
ヨルシカの曲と歌詞が良いのは言うまでもないですが、あまり語られていないのがレコーディング芸術としての音色の素晴らしさです。
よくぞこの音を作って録音しミックスしてくれた、と言う全てが美しいサウンド。 歌詞、メロディー、サウンドメイキング、MV、何もかもが素晴らしく、オープニングテーマを飾ったTVアニメ「葬送のフリーレン」とともに強く、心に残ります。
10位jo0ji:眼差し漁港で働きながら音楽活動を行っている異色のアーティスト。
70年代フォークを経過したポップスの香りを持ちながら、その歌声と歌唱、そしてWONK・井上幹によるサウンドにより懐かしさを斬新さを兼ね備えた独自の作品を作り続けています。
「流行りのうたでは救いがない」と歌う彼が、新たな流行りを作っていくようなそんな予感をさせる曲です。

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毎回思うのですが、ランク付けに加え説得力のあるコメント。
現業で忙しいはずなのに。

この番組は「かぶり」も話題になりますが、今回は藤井風さんが見事にかぶりました。
藤井風さんは紅白歌合戦でNYからの中継で、歌の最後に倒れたような形になり、蔦谷さんのコメントと一致したようなのですが、全く触れられなかったところを見ると、年内の収録だったようですね。

2023年ランク入りし「かぶり」の生じたTOMOOさんが、『ミュージックステーション』に登場しました(1月24日)。


前回の「2023年のマイベスト10曲」の記事はこちら(2024年1月26日)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://ameblo.mom/miyacar/entry-12837914184.html

では、明日。