
第86回
萬平が自宅を担保に入れると言う決意をしたことに、真一もビックリした。
鈴は不安になって道頓堀の占いに行って来たところ、雨降って地固まるって言われた。
さらに「萬平さんは大器晩成らしいの」
福子は「もっと楽天家になればいいのよ。克子姉ちゃんみたいに」
克子とタカが遊びに来た。
忠彦がモデルを代えずに3枚目の絵を書き続けている。
アトリエに女性がいることに違和感がある。
鈴「全然大したことない、そんな問題」
タカが福子たちに話をしている間、克子は2人きりなのが不安になって帰ることにした。
タカ「福子おばちゃんは、お母さんが楽天家だと思ってるけど、違うから」
2組の話は全然噛み合わなかった。
明日は梅田銀行の喜多村が来ると言う。
理事長が自宅を担保に出すのは、よほど切羽詰まっているって思われるかも。
翌日「池田信用組合の経営状況はあまりいい考えとは思いませんねえ、自宅は取り上げられてしまうんですよ」
萬平は「喜多村さん、ちょっとお付き合い願えませんか」
織田島製作所に連れて行って、万能調理器のデモンストレーション。
喜多村も万能調理器には目を見張った。
萬平は、梅田銀行が資金援助をしてくれることになったと福子に電話した。
萬平と喜多村は屋台で酒を酌み交わした。
第87回
萬平と梅田銀行の喜多村は屋台ですっかり意気投合。
梅田銀行からの助けを借りて300万円を融資し、織田島製作所は万能調理器の工場を作ることになった。
鈴は源に早食いは損、そういう人にはお金が回って来ないと言っていた。
タカは電話して来た。
忠彦がカーテンを閉めたため、克子は吉乃にお茶を出しに行かせた。
モデルが背中を出していたのに動揺して、湯呑みを割ってしまった。
モデルの奈保美が帰った後に、福子と鈴を含めて女性5人が座っていた。
克子は「こっちも心の準備があるんです。裸の絵を書くんやったら、先に言って下さい。女の人を書くんやったら私を描いて」
忠彦は「僕は真面目に書いてるんや。これ以上騒いだら怒るぞ」
喜多村が萬平の会社に、融資課の矢野を連れて来た。
喜多村は担当から外れることになった。
矢野は「池田信用金庫への資金援助を終了し、お貸ししたお金の回収に入ります」
第88回
梅田銀行は2億円の貸出金の回収を始めた。
期限延長は無理です。
萬平「なんとか打開策を考えますから」
厳しい状況になった。
萬平は福子に電話「この家はどうなるんですか
「差し押さえが来るだろうから、覚悟しておいてくれ」
福子「母は占いから、大器晩成だと言われました。理事長になってもまだ成功してない、と言われてました。まだまだです、萬平さん。最後はうまくいくんです。私は信じてますから」
萬平「ありがとう、福子」
克子は魂が抜けたみたいだった。
鈴は「あなたは画家の妻なんでしょ。忠彦さんに叱られるわよ」
忠彦はカーテンを開け「終わったぞ、克子。後は背景を描くだけや、お役御免や」
奈保美は「今回のお仕事は辛かったです、休憩の間はずっと家族の話ばかり。毎日毎日、正直奥様へのノロケ話には閉口しました」
忠彦は「筆を洗ってくる」
「照れないでください、先生、もう帰ります」
「お世話になりました、さようなら」
奈保美は笑顔で帰っていった。
タカが話しかけても、神部は生返事ばかり。
神部は萬平から織田島製作所には顔を出すな、と言われていた。
福子の自宅では、源と幸が「モデルって何?」
板垣退助の話をしても2人には理解できず、福子はかつてもダネイホンの看板を出してきて
「これがモデル」と説明した。
萬平は「やめろよ」と。
翌日、池田信用組合に、預金を全額おろしたいとお客が来た。
梅田銀行とのことを知っていたようだった。
萬平が下に降りてみると、預金を降ろせと訴えるお客が殺到していた。
第89回
池田信用組合で取り付け騒ぎが起こった2日後、真一が梅田銀行の矢野と来て、担保の売却準備が始まった。
萬平は理事長室にいた。
家屋と土地の売買も裁判所が始めている。
換金できるものを隠されるから、ご自宅に連絡してはならないと言われていた。
真一が自宅の確認が終わったと萬平に電話、萬平は福子に「申し訳ない」
鈴は寝込んでしまっていた。
辛そうにしていた真一に対して矢野は張り切っていた。
「まだ終わったわけじゃありませんよ」
貸付金が足りない場合は組合員から融資金の回収を迫るように言われ、萬平は困惑した。
福子はいつも通りパーラーで働いた。
夕方、萬平は自宅に戻った。
家具などに差し押さえの紙が貼ってある。
鈴は動揺していて、1人で立ち上がれない。
克子の家で暮らすことになった。
福子は皆の前では前向き
「実はへそくりがあります。私たち家族で力を合わせて頑張ります」
敏が訪ねてきた。
2人きりになったところで福子は「ホンマは怖いの。もう不安でたまらないの。誰にも言わんといて」と泣き崩れた。
第90回
小田島製作所は焦っていた。
「生産開始の見通しが立ちません」
神部とタカは、差し押さえの件を聞いてビックリ。
鈴は電話が鳴るたびに「嫌な予感」
パーラー白薔薇から、しのぶがぎっくり腰になったから手伝いに来てくれと。
福子は鈴も誘った。
鈴は渋々だったが、やる気満々。
萬平は担当の矢野を飛び越えて副頭取に会ってもらうことになったが、3時間待たされるという。
パーラーに世良も現れ、カレーライス大盛りを頼んだ。
「これは世をしのぶ仮の姿」
「仮の姿にしては似合ってるわ」
「福ちゃん、家を差し押さえられたんやて。、 人生山あり谷ありや」
福子は「あとは登るだけですね」
世良は福子の借金返済のタシになればと、木箱に入った箱を持ってきた。
「中国明朝時代の皿や。売ったら5000円ぐらいになる」
鈴は「借金のかたに置いていったのは偽物に決まってる」
店に同じものがあると言われ、世良はビックリ。
しのぶ「丸屋デパートの安売りで買ったんや」
同じ皿に特大カレーが盛られた。
「食べきれん」
萬平は梅田銀行のお偉い方を相手に一人でスピーチ。
池田の組合員一つ一つを挙げた。
池田の産業には伸びしろがある。
全責任はわたしにあり、理事長退任も表明した。
梅田銀行から新理事長として派遣して欲しい。
この不況も必ず終わります。
(結果的にはこのスピーチは好意的に取られた)
第91回
数日後矢野は「ご提案を受け入れます。理事長以外の職員は残ってもらいます。お辞めになっても、どうか頑張って下さい」
真一は「申し訳ない、萬平くん1人に全て責任を負わせてしまった」
萬平は小田島製作所に挨拶した。
帰りがけに神部は、萬平についていきたいと言ったが
萬平は「君は今や北浜食品の幹部だぞ」
神部は「一番に声をかけてください」
「わかった、約束する」
福子は敏に付き合ってもらって家探し。
古い家だったが家賃2000円、裏庭があって大喜び
敏は昨日福子が泣きじゃくったことを思い出した。
泣き止んで、「私は周りの人が助けてくれている、何とかなる」
とも言った。
池田信用組合では、宮下新理事長が挨拶。
萬平が築きあげた信用組合と言ったが、萬平は「築きあげたのはここにいる皆さんです。私は潰しかけてしまった戦犯だ、ゼロから立て直すことになります。47歳もうひと花咲かせます」
と言って信用組合を去った。
克子の家出の夕食中、鈴はここの家は豪勢ねえ
「福子のところはこないだまでご馳走だったのに、すっかり落ちぶれて」
寂しいのかと言われ
「ここにはタカやら吉乃がいるもの」
福子たち家族は、8年住み慣れた家に別れを告げた。
萬平は源と幸を乗せ、自転車でリヤカーを引っ張った。
昭和32年暮れのことだった。
------------------------------------------------------
信用組合の破たんで、ついにどん底に落ちた萬平と福子。
今週もどんよりしたドラマ展開だったが、池田信用組合の引き継ぎも出来て、新しい借家も決まり、明るい希望が見え、ホッとした。
貧しい暮らしになっても、子どもたちからネガティブな言葉が出てこなかったのも良かった。
梅田銀行の矢野も、モデルの奈保美も別れ際にはいい人になっていた。
前回の「まんぷく」の記事はこちら(2019年1月124)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://ameblo.mom/miyacar/entry-12432576322.html
では、明日。