父のお楽しみは毎月歌舞伎座へ行くことで、
普段は同居している妹と姪の
親子三代で鑑賞している。
(3人とも歌舞伎好き)
歌舞伎鑑賞歴は70年近いというから、
生き字引みたいな存在です。
いつもは車で行くので、
銀座駅から歩くのは久しぶりらしい。
銀座三越の地下でお弁当を買い、
プラプラ歩く
歌舞伎座脇にある
「歌舞伎稲荷神社」で手を合わせ、
御朱印があることを知ると・・
地下の売店で、御朱印を拝受と
好奇心旺盛です。
今回のお席は2階の前方中央で、
この辺の席は慣れているらしい。
どうやら舞台を俯瞰できるのが
父のお好みらしいです。
なるほど、
2階の前方なら人の頭も気にならないし、
舞台が良く見える。
(花道も6割は見えるかな?)
歌舞伎座の幕のシマの色の話
黒が中央で右が赤、左が緑
国立劇場は左が緑、右が赤
覚えておきな・・と教えてくれる。
今回は「猿若祭50年のお祝い」なので、
江戸歌舞伎の演目を堪能しました。
(父の感想も面白いです)
田舎から結城紬の行商で出てきた、
おつじ(鴈治郎さん)と
おゆう(芝翫さん)のやりとりが
面白く思わず微笑む。
芝居見物で役者に入れあげ、
終いには売り上げ全部
財布ごと渡してしまう。
その太っ腹ぶりには驚くが
田舎のおばちゃんの情の深さを感じます。
『おつじの姿は現代の推し活に近いね』と
父と意見が一致。
父曰く『歌舞伎というより新派に近く、
話が分かりやすいのがいい』とのこと。
《鳶奴》
初鰹を鳶に奪われた奴(松緑さん)が
鰹を奪い返そうとする舞踊もの。
短いお話ですが、
鳶にからかわれながらの
奴の安定した踊りが素晴らしく、
見てるだけで江戸の街中が想像できる。
踊りだけで街の雰囲気が伝わるとは
松緑さんはすごいなと思うのです。
父曰く
『松緑は歌舞伎だけではなく、
日本舞踊の家元だから踊りは上手いんだ』
覚えておきな。」と教えてくれる。
「私はサコンヌのお父さんでしょう?」
とサコンヌ(尾上左近)という名を
教えてあげました。
3番目は
《弥栄芝居賑》(いやさかしばいのにぎわい)
芝居小屋「猿若座」の前で
座元夫婦「勘九郎さん」「七之助さん」たちに、
ご贔屓役の役者たちが花道に勢ぞろいし、
一人ずつ挨拶をする。
この挨拶が、播磨屋歌昇・成駒屋橋之助など、
苗字に屋号がついて分かりやすい。
花道に10人も並ぶので
6人くらいしか見えないですが
声で十分に伝わりました。
松嶋旦那仁左衛門さんが登場すると、
一気に場が明るく
お祝いモードがホットになります。
(拍手も多い)
各名門の人気役者が勢ぞろいする姿と
その名前の付け方に父は大喜び。
なかなか観ることができないそうです。
本来なら鶴松くんの襲名披露のお祝いも
兼ねた演目でしょうが
謹慎延期となったので
猿若祭50周年のお祝いの場でした。
さて最後の演目は
話題の『積恋雪関扉』へ
長くなりそうなので次に続きます。
親愛を込めて!
With Joy & Love~![]()









