没後110年

日本画の革命児 

今村紫紅@横浜美術館

2026-29①

 

 

明治の末から大正初期に活躍した画家

今村紫紅の

没後110年、実に42年ぶりの回顧展です

 

会場である横浜美術館は

みなとみらい駅が最寄りですが

桜木町駅からも歩けます

 

昨年来、何度となく迷い泣き笑い

みなとみらいエリアに

だいぶスムーズに行けるように

 

 

お向かいのMARK IS みなとみらいに

時々来ていましたが

横浜美術館の訪問は10数年ぶりで

数年前のリニューアル後は初利用です

 

 

とにかく空間の使い方

演出力が素晴らしく

 

外の案内板も

情報の整理が上手い

 

企画展の案内をカラー

コレクション展をモノクロにすることで

情報の強弱があり

併せて入口の案内も目に入りやすい

(アーティゾンはこの点やや課題が…)

 

 

目に入る情報の整理に

細心の注意がなされていて

空間に身を置いていて心地よい

 

観覧料が

思ったより高くてびっくり(2,200円)

展示替えがあるので

三回来るつもりだったんだけど…泣き笑い

 

とりあえず楽しみましょうニヤリ

 

 

第1章

「古画のよい処を分解して、その後を追え!」

 

絵巻物模写 後三年絵巻(其三)

確かに

他館で見た

重要文化財の巻物よりは粗いけど

19歳の作だそうなので脱帽ですキメてる

 

笛の名手、平敦盛

日本史がわかると

鑑賞に深みが出ると思うキョロキョロ

(解説文が親切でありがたい)

 

絵巻物模写 箙(えびら)の巻

武士が矢を納める武具らしい

確かに、自分が使うものではないから

こうしてパーツを模写して

構造や使い方を理解した上で

大作に挑むのか…

(アーティゾン美術館で観た

平治物語絵巻 常盤巻の

山口晃さんの解説を思い出すなど)

 

 

鞠聖図

鞠聖(藤原成通/なりみち=蹴鞠の名人)

練習に励む成通をたたえるために現れた

3人の鞠の聖が現れたシーン

3人目(3匹目)は

画面にいないところが心憎い

 

 

第2章

「絵画は矢張(ヤハリ)多方面に描け!」

花鳥図は100%好みラブ

 

白蓮と叭々鳥(ははちょう)

モクレンの質感が美しい乙女のトキメキ

 

柿に小禽

鳥マニアだったそうですが

植物の描き方もなかなかいい感じ飛び出すハート

 

竹取翁

一番印象に残った一枚

かぐや姫が月に戻るシーンではなく

翁が光る竹を見つける場面を選択

 

しかも

光る竹は画面外にあるけど

背景は竹林なので

翁の表情からその場面とわかる

 

画面の切り取り方は天才的ですよね笑い

 

雨の日本橋

トラディショナルな浮世絵風だけど…

 

ツバメが舞い季節感も

(鳥マニアさすがグラサン

 

風神雷神いろいろ

雷神(072)

画面の切り取り方

雲の置き方、ニュアンス、

雷神のスピード感までも感じる一枚

(琳派の影響)

 

月の出

日本人の心をくすぐる

しっとりした作品

 

部屋の間にある棚も

現代美術の作品のごとく

不思議な魅力が照れ

 

 

 

第3章

「自由も、新も我にあり!」

 

雨の山・風の海

土砂降りの縦ライン

波立つ海(風)の横ラインと

対比させる対象も空間構成も好み恋の矢

 

近江八景(構成サンプル)

現物は重要文化財/東京国立博物館

6/5~6/28

比良の実物をぜひとも見てみたい指差し

 

熱国之巻(朝之巻)

重要文化財 4/25~5/20

えもいわれぬ美しさ恋の矢

 

重要文化財展以来三年ぶりの再会

この時は写真NGかつ

部分展示だったような(もっと短かった?)

※熱国之巻(暮之巻)は5/22~6/3

 

水汲む女・牛飼う男

熱国之巻の系統で

男性・女性といろいろ対比させつつ

モノクロームの

壁や石段の質感が何とも好みまじかるクラウン

 

東海道五十三次絵巻 巻二

今村紫紅、下村観山、小林未醒、横山大観

 

しっとりとした美しさ

 

今村紫紅

 

 

横山大観[箱根宮ノ下]

 

 

今村紫紅[大磯?]

 

百日紅(さるすべり)

画面構成と紅色の使い方が独特で

美しいラブラブ

熱国之巻もそうだけど

暖色の大胆な使い方が目を引く

 

その他、写真は撮らなかったけれど

「早春」山種美術館蔵が

写真OKでびっくり

(館蔵も貸出先でも写真NGがほとんどなので)

 

紫紅の像 安田靫彦

今村紫紅は35歳で亡くなったとのこと

晩年と言うには早すぎる悲しい

後半の作風が好み

 

 

 ●今村紫紅

東京国立近代美術館の

重要文化財展で出会ったのが最初です

 

「熱国之巻(ねっこくのまき)」朝之巻

 独特のオレンジ色が印象的でした

 

最近では

アーティゾン美術館の

「うみのさち、やまのさち」が

記憶に新しい

 

 
横浜美術館
横浜美術館は
むかーし
子どもと来たことがありました
(10-15年前)
 
数年前のリニューアルは
話題になり
気になる美術館でした
 
すぐそばまでは来ていたのに…
やっと訪問叶いました照れ
 
コレクション展も見応えありましたので
別記事にて紹介します