「もぅ~~。何とも嬉しい限り~~。ラインで、耀司さんと結婚します。な~~んてメッセージ来るんだも~~ん。いきなり、え――――――っ!!!って~~。」
ニコニコ顔で。
睦美、
「ははは。」
けれども僅かに申し訳なさそうな顔で、
「ほんとうに、突然で申し訳ありませんでした。」
「ううん。」
汐梨、笑顔満面の顔で。
「と~~んでもな~~い。もぅいきなり心臓がバックン状態。パパ~~~、兄さんと睦美さん、結婚決めた――――――っ!!!…って、大声で。かかかか。パパもいきなり寝室に入って来てびっくり~~。」
ますます顔を崩しての睦美、
「本当にいきなりでごめんなさい。」
睦美に右を招き猫して、
「な~~に言ってる~~。んもぅ~~。これが喜ばずにいられますかって~~。はははは。」
睦美、
「あ、ちょっと耀司さんに。」
汐梨、
「うんうんうん。」
睦美、耀司の部屋のドアをノック。
「睦美で~~す。今、来ました~~。」
部屋の中から、
「あ~、は~~い、おかえり~~。」
ドアの外から、
「ただいま。です。」
「これ、片付けてから行く~~。」
「は~~い。」
ニコニコと睦美、リビングに。
汐梨、キッチンから、
「何から何までありがとうねぇ~~。かかかか。さすがに睦美さん、シンクから冷蔵庫、キャビネットまで完璧。はは。」
睦美、椅子に座って、キッチンに向かって顔をコクリと。
「恐れ入ります。」
そして汐梨、僅かに顔を傾げて、
「うん…???」
そして、
「ふふふふ。」
すぐさま睦美に振り向いて、
「ねね、睦美さん。」
睦美、目を大きく、汐梨に、
「うん…???」
汐梨、ニッタリとして、
「ニシシシシ。この際、料理は後で、ふたりでやるとして~~。こんな家だけど、ふたりでお茶、しようか。」
その声に睦美もニコニコと。
「え~~。うんうんうん。いいですね~~。」
「そうとなれば~~。コーヒーっと~~。」
睦美、そんな汐梨に、
「ふふふふ。」
そして…。こちらでは…。
博楼高校。
岬、
「あれ…???…どうしたんすか、神代先生、この時間…。…もしかして…、またインフルで誰か~~???」
職員室の自分の席で神代。
そこに兼高、
「何やら、2年B組と他の仲良しカルテット。3人で養護室の外で。何かしら。」
岬、兼高の声に、
「は…???」
神代、白衣姿で、
「ふふふふ。な~~にかしらね~~。」
ニコニコと。
岬、顔を歪めて、
「はぁ~~ぁあ~~???…2年B組と他の仲良しカルテット…、3人。……、…って、事は…。清水先生…???」
清水、芙美花に、
「うんうんうん。大変だったよね~~。」
その声に芙美花、清水にコクリと。
「ご心配、お掛けしました。」
清水、芙美花を見て笑顔で。
「…で…???…今度は…???」
笑顔のままで僅かに顔を傾げて。
芙美花、僅かにもぞもぞと。
「あの…、ですね~~。」
養護室の外で聞き耳するように景織子、そして千愛と詩乃。
詩乃はインフル罹患時、常に芙美花とラインしながら、
「頑張ろ、ふたりでしっかりと1週間で学校、復帰。」
「うんうん。了解。」
千愛、
「あん。でも、嬉し過ぎ~~。芙美花~~。ようやく~~。」
また、目を潤ませて。
景織子も同様に、
「うんうん。だ~~ねぇ。」
詩乃、音の出ないバタバタ。
「あ~~ん、もぅ~~。かかかか。最高だよ~~。」
養護室の中から、
「え…???…ほんと…???」
清水の声。
養護室の外では3人、ガッツポーズで、
「や~~った~~。はははは。」
清水、芙美花からの言葉に、目を真ん丸にして笑顔で、
「凄いじゃない~~。え~~~???…いつの間に~~???…はははは。」
芙美花、
「私が…、インフルに罹った時です。…おとうさん、決めたって。で、その人も私に。うん、分かったって。」
清水、顔を傾げて、
「え…???…芙美花さんに、うん、分かったって…。おとうさんと結婚する人って、芙美花さん、会った時。」
「うん。」
コクリと芙美花。
「いつも、家には来ているので…。」
清水、目を真ん丸に、
「へぇ~~~。そうだったんだ~~。それも凄~~い。…って、言うか、その人が、前に話のあった…???」
芙美花、その声にコクリと。
「はい。…でも、結婚という事まで、中々。…で、おばちゃんが、中に入って。」
清水、
「うんうんうん。そっか~~。」
そしてまた、
「うんうんうん。おめでとうだよ~~。…で…???」
僅かに顔を傾げて、
「こんな事、教師が生徒に…。プライバシーな。…どんな人なのかな…って。」
「私のママになる人、元ピアニストで、今、ピアノ講師です。」
いきなりの声に清水、瞬きしながら、
「ママ。…元ピアニスト…。今、ピアノ講師…。……。…って、凄い。」
思わず芙美花、ニッコリと。
「…で、最近から、曲の編曲…???…始めました。凄い素敵な曲。」
清水、ますます驚かされて、
「わ~~お、凄~~い。いやいやいや。」
すぐさま芙美花、
「今、38歳です。」
「38。えっ。」
またまた清水、目を真ん丸に。
ニコニコと芙美花。

ママでいい…。 vol,325. 「私のママになる人、元ピアニストで、今、ピアノ講師です。」
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