生野、
「眞鍋さん。もしかして…。」
望月も。
そしてふたり同時に、
「絶対音感…???」
万智、彩未に、
「絶対音感って…???」
眞鍋、生野と望月のその声に、コクリ頷いて、
「え、えぇ~~。」
生野、何とも爽やかな顔で。
珠里と有紀、目を見開いて、
「凄っ。」
万智、彩未を見て、そして生野を見て、
「ねね、絶対音感って…???」
生野、
「音を聞くだけで、その音が何の音なのか分かる事です。つまりは、曲を一度聞いただけでその曲を弾けるという事です。さっきの望月さんの曲を一度聞いただけで弾けるように。」
いきなり万智と彩未、目を真ん丸に、口に手を当てて、
「え…???…嘘っ!!!…凄~~~~。」
「うそ。マジ…???」
望月、眞鍋を見て、
「だから~~~。」
眞鍋、面映ゆく、
「えぇ~~。」
生野、
「道理で~~。」
珠里、眞鍋に、ニコニコと、
「はははは。眞鍋さん、凄過ぎでしょ。絶対音感…???」
顔を左右に振りながら、
「いやいやいやいや。」
有紀も、顔を左右に振りながら、
「はぁ~~~あ~~。中々どうして。んじゃ、間違いなく、プロ中のプロだよ。」
彩未、
「へ…???…珠里さんも有紀さんも、絶対音感って…、知って…。」
周りを見て体を縮こまらせながら。
有紀、
「当然、知ってます。音楽教室の職員だよ~~。」
その声に万智も彩未も、ペコリと。
「しゅみませ~~ん。」
その声に微笑む周囲。
すると望月が…。あらためて眞鍋を見て頭をコクリと。
「感服いたしました。」
そんな望月の姿勢に眞鍋、いきなり顔を左右に振りながら体を後ろに引くように、
そして両手をヒラヒラと。
「いえいえいえ。そんな…、私…。」
そこまで言って、
「…と、言うか…。逆に…。…私の場合は…。ピアノ…、しか、なくって…。…子供の頃から…。その…。はい。」
そんな眞鍋に珠里、思いっきり、顔を左右に振りながら、
「ううん。全然。大したもん。…と、言うより、物凄い才能~~~。私だって、感服するわよ。私の周りにこ~~んなピアノのプロがいるなんて。」
そして周りを見回して、
「ねぇ~~~。」
生野はにこやかに、
「ははははは。うんうんうん。その通りです。」
他の事務局員たちも、頷きながら、
「うんうんうん。」
眞鍋、孔太に、にこやかに、
「曲、いいですよ。」
けれども…。望月を見て、
「望月さんが曲を作って、私が…、編曲と言うの、で、あれば。…それを望月さんが、いいですよ。と、言うのであれば…。…と、言うか。私、曲を作った経験ってないので。」
孔太、その声にいきなり笑顔で目を見開いて、
「え…???」
みなが孔太と望月に視線を。
そして眞鍋の声に、
「凄っ。」
望月、思わず眞鍋を見て、
「ま、眞鍋さん。」
眞鍋、望月を見てニッコリと。
彩未、万智に寄り添うように、そして小さな声で、
「凄い事になってる。」
万智も顔をコクリと。
「うんうんうん。」
珠里、顔を左右に振りながら、
「いやいやいや。」
生野、微笑みながら望月に目を。
有紀と奈織、顔を傾げながら、
「作曲かぁ~~~。」
珠里、
「とにかく、凄い。」
望月、少し考えていた。そして…。目をパチクリとさせながら、
「私…でぇ。」
顔を傾げながら、眞鍋をチラリと見て、
「…良ければ…。作曲~~。」
そして…。
「あ、はい。…いいですけど…???」
眞鍋を見て、僅かに口を尖らせて。
瞬間、生野、
「おっと~~。」
珠里たち、
「わぁ~~~。」
いきなり眞鍋、ニッコリと。
「分かりました。」
彩未と万智も、小さく、
「わぁ~~~。」
孔太、いきなりガッツポーズ。
「オシ。」
けれども生野、
「あ、でも…。」
珠里と有紀、その声に、
「うん…???」
生野を見て。
生野、
「…でも、その前に。」
孔太を見て、
「孔太君のバンド…、どんなバンドなのか、見て、聞いてみないと。」
奈織、
「あ、あ~~。」
望月、コクリと。
「あ、はい。…そうですね。」
孔太、
「あ、それなら。」
自分のスマホをポケットから。そして…。画面に指をトン。
「これ…、ですけど。」
みなが孔太のスマホに近寄る。そして…。動画を…。
「へぇ~~。」
「うん…???」
「何と…。」
画面から、孔太のバンドの演奏が…。そして…、ボーカルの男性が…。
有紀、
「ライブ動画ね~~。」
孔太、コクリと。
「そうっす。」
けれども…。
「あ、ちょっと待ってください。」
みなが、
「うん…???」
孔太、みんなに顔をコクリと。そして右手をチョコンと。
「ちょっと、待って下さいね。」
教室のドアに向けて。
彩未、
「あ、孔太~~。」
そして、5分後…。
ドアが開いて、
「事務局長、パソコン借りていいっすか。ケーブル持ってきました。」
そんな孔太に生野、ニッコリと。
「あ~~~、ははは。なるほど。」
そしてみんなに、
「事務局に行きますか。」
みんな、
「あ、はい。」
「そんな訳で…。」
睦美、耀司と汐梨、芙美花に、
「バンドの曲を、作る事になりました。」
いきなり耀司、ニコニコと、
「はははは。凄ぇや。」
汐梨も、顔を左右に振りながら、
「凄~~~い。」
芙美花、目を真ん丸に、
「作曲かぁ~~~。」

ママでいい…。 vol,270. 「望月さんが曲を作って、私が…、編曲と言うの、で、あれば…。」
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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。
