生野、「ショパンの幻想即興曲ですね。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「そして。」
生野、
「その後任として、新たにピアノ講師として。」
眞鍋の方に手を。
「真鍋さんがピアノ講師として動く事になりました。」

事務局員たち、いきなり、
「え――――――――っ!!!」
そして眞鍋に振り向いて。誰もが、
「うそうそうそ。眞鍋さん。」
「マジ。そんなに眞鍋さん、ピアノって。」
「あ。でも、うんうんん。私、眞鍋さんのピアノ聞いたことあるけど、でも、まさか。」

生野、
「実は、眞鍋さん、元々はピアニストとして。」

事務局員たち、
「うそ。」
「あぁ、でも、そんな話も…???…聞いた。」
「いや。私は全然。うっそ~~~。」

生野、
「とにかく。凡そ、2週間後には、あたらしい事務局員も入ってくる予定です。」

その声にまたまた事務局員たち、顔を見合わせながら、
「うそ。そうなの…???」




そして…。

営業時間終了後。いつも睦美が使っている教室のピアノで…。

睦美、鍵盤をバン。そして可憐に流れるピアノのメロディ。

「うそ。」
すぐに声を出したのが珠里。

そして、次々に。

有紀、
「へっ…???」

奈織、
「凄っ。」

彩未も、
「真鍋さん。」

万智、
「はは。」

生野、
「ショパンの幻想即興曲ですね。」

珠里、目を真ん丸にして、
「信じられない。こんなに…???」




凡そ5分弱。ピアノの音の他に聞こえる音はなし。
そして、次に睦美。また鍵盤をバン。

そして、また流れるピアノのメロディ。

有紀、
「うそ。凄過ぎ。」
珠里の左腕を掴みながら。

珠里も、頷きながら、
「うんうんうん。」

奈織、
「何で…???…何で…???」

生野、ニッコリと。
「またまたショパンの革命。」

彩未、
「いや~~~。」

万智、顔を揺らしながら、
「凄~~~~。」

珠里、
「全く、イメージが。」

生野、微笑みながら、
「今まで、眞鍋さんのこういう姿、見る事、なかったですからね~~。」



演奏が終了する。そして睦美、更に。またまた流れるピアノメロディ。

彩未、
「あ、これ、聞いたこと、あるかも…???」

生野、
「ベートーヴェンですねぇ。テンペスト。」





凡そ6分ほど。
そして…、流れるピアノのメロディ。

生野、
「これは…。はは。リストの、ラカンパネラ。」

またしても事務局員たち、声が出ない。


そして…、演奏の途中で彩未、
「手が…、流れている。」

万智も、コクリ、コクリと。
「うんうんうん。」

珠里、
「どこをどう弾いているのかも…。」

有紀、
「あ、あの…、眞鍋さんが…。力強い。」

奈織、
「手が…。指が…。早過ぎ。」

彩未は既に目に涙を。そして生野を見て、
「事務局長…。」

そんな鵜杉を見てニッコリと。
「えぇ。これが、眞鍋さんの本当の姿。」

万智、
「真鍋さん、何か、活き活きしている。」

その声に珠里も有紀も、奈緒も、
「うんうんうん。」

珠里、
「こんな眞鍋さん、今まで。」

有紀、
「だよね~~。見た事ない。」




そして、演奏は終わる。平然としながらも睦美、事務局員たちを見て、
「何か、リクエスト…、ありますか…???」
と、ニッコリ。

その声に、逆にビクンとする事務局員たち。
「え…???」
「あ。」
そう言いながらもお互いに顔を見つめ合い。そして…。

万智がいきなり眞鍋に駆け寄り、眞鍋を後ろから抱き付いて、
「真鍋さん凄~~い。」

他の事務局員たちも眞鍋に駆け寄り、
「何なのこれ~~~。」
「凄過ぎる~~。」
「眞鍋さ~~~ん。」
「ほんと、ピアニスト~~~。」
「え~~~???…信じられな~~い。」

そんな事務局員たちを見ながらの生野、にこやかに、
「ははははは。」

珠里、
「こんなにピアノ、弾けるなんて~~。」

有紀は眞鍋の頭に左拳で軽くコツンと。
「こいつめ~~~。ははははは。」

彩未、
「もぅ~~。凄過ぎるよ~~、眞鍋さ~~ん。」
涙ながらに。

万智もそんな彩未の涙にもらい泣きのように、
「凄い、凄い。」

睦美、終始笑顔で。

奈織、
「真鍋さん、いつからこんなにピアノ…???」

睦美、
「私は。ん~~~。3歳の頃には母にピアノって。それから…。」

珠里、目を真ん丸に、
「へぇ~~~。3歳。うんうんうん。なら、分かるわ。」

有紀、
「でも、凄い、凄過ぎる。…もしかして、この音楽教室に眞鍋さん以上の。」

「それは、おりません。」
いきなり生野。

事務局員たち、
「事務局長~~~。」

生野、事務局員たちに近づきながら、
「残念ながら、今のこのヨシカワ音楽教室のピアノ講師に眞鍋さん以上のピアニストがいるとしたら。」
僅かに顔を傾げて、
「小白川先生、ただひとり。まぁ、数名のピアノ講師がいらっしゃいますが、眞鍋さん以上には。」
そして生野、
「まっ。だから、こそ。なんですけどね。まっ。小白川先生の後任には眞鍋さんと。教室長からも以前からお声がありましたから。」

珠里、
「そうなんだ~~。」

「そして。」
生野。
「眞鍋さんの凄いところは。」
右手人差し指を立てて左右に。
「クラシックのみならず、ジャンル問わず。ジャズであろうがポピュラーであろうが。」

彩未、
「あ。そう言えば以前、ジャズフェスで眞鍋さん、見掛けたって。事務局長。」








ママでいい…。   vol,233.   生野、「ショパンの幻想即興曲ですね。」

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