「ヨシカワ音楽教室の、ピアノ講師になってもらう。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 生野、善川に、
「実は、数名程、応募がありまして、近々。」

善川、ニコニコと、
「うんうん。そぉ~~。」

睦美、僅かに眉間に皺を。

善川、机の上に両手を突いて、
「そっか~~~。うんうんうん。じゃあ~~。」
善川、椅子から立ち上がり、
「では。」
椅子から離れて、そして眞鍋を見て、
「真鍋さん。」

睦美、その声に、
「あ、はい。」

善川、
「真鍋さん。これは、辞令として眞鍋さんに。」

睦美、また眉間に皺を。そして、僅かに顔を傾げて。
「辞令…???」

善川、腕組みしながら、
「あなた。2週間後から、ヨシカワ音楽教室の、ピアノ講師になってもらう。」

いきなりの声に睦美、
「え…???」

「と、同時に。」
善川、
「そのセレモニーの専属ピアニストの件も了承。許可します。」

生野、話を聞きながらにニコニコと。
「うんうんうん。」

いきなりの事で戸惑いを隠せない睦美、瞬きながらも、
「え…???…あ、あの。」
生野と教室長を見ながら、
「あ、あの。…何が、どう。」

善川、
「実は。小白川先生が、また、本格的にピアニストとして活動する事になったの。しかも、海外で…。あるレーベルからの誘いがあって、環境としても条件としても小白川先生も納得とし言う事で。前々から話はあったの。…で、その小白川先生から自分の後任を眞鍋さん。との事で。既に話は決まってたの。その準備期間として凡そ1ヶ月。まま。確かに、ピアノ講師となれば、今までの事務の仕事から完全に離れます。」

全く、どこからそういう話があったのか、耳に入ってくる話の顛末が理解出来ない睦美。
とにかく瞬きをしているのみ。そして…。
「わ、私が…???…こ、ここの…、ピアノ講師。」

善川、ニッコリと、
「えぇ。そういう事になります。」

生野もニッコリと、
「真鍋さん。」

睦美、何かしら、狐につままれた感じで…。

善川、
「多分、小白川先生。今回のレーベルとの契約でピアニスト人生を全うするって、そういう意気込みなの。その理由が小白川先生。オーストリアに移住も決まってるから。日本へは今後、凡そ、ピアノのリサイタルか演奏活動で来日するくらいって。旦那様もオーストリア人だから。そろそろ、骨を埋めるのもどうだろうって、話されたらしいの。ほら。小白川先生の旦那様って、マエストロでしょ。」

睦美、戸惑いながらもコクリと。
「え、えぇ~~。お会いになった事は…、ないんですけど。」

善川、
「旦那様…。…今、余り、体調が優れないそうなの。まっ。実の話し。今の小白川先生があるのは全てが今の旦那様のおじい様のお蔭。ピアノの才能を見染めてくれた恩師でもありますから。小白川先生、3歳の時にね。」

睦美、
「はい。その辺の事は、先生にも話してもらった事はあります。…けど…。まさか…。」

善川、ニッコリ。
「真鍋さんのピアノの師匠的、存在の人でもありますから。」

睦美、コクリと。
「えぇ。日本に来てからも先生からは良くしてもらって、音楽教室に。」

善川、微笑みながら、
「うんうん。」

「でも…。その音楽教室が…。」
「そうよね。…で、ウチに。」

コクリと睦美、
「はい。」

「まっ。今でさえ、私は小白川先生って呼んでいるけど、そもそも彼女とは幼馴染だし。」

いきなり睦美、驚いたような顔をして、
「え…???…うそ。」

生野、眞鍋の隣で、
「そのようです。幼い頃からの。」

睦美、瞬きしながらも、
「え…???…初めて聞きました、その話。」

善川、ニコニコと、
「まま。そんな…、大っぴらに話す事でもないですから。…それに…。この話は、事務局長しか話してませんから。」

生野、ニコリと、顔を僅かに頷かせるように。

善川、
「とにかく、眞鍋さん。そういう事ですから。」
眞鍋の左肩に右手を。ニッコリと。
「お願いしますよ。」
そして。
「当然ながら、眞鍋さんピアノ講師としての仕事は。小白川先生のクラスをそのまま、引き継いでいただきます。クラスのご家族には既に連絡済みです。みなさま、快く了承してくれました。」
そして善川、ニッコリとして眞鍋を見て、
「みなさま、何かしら、期待されているご様子。」

その声にいきなり睦美、
「え…???…どう…。」

善川、
「お膳立ては既に。」
ニコニコと。
「小白川先生が~~。ご家族の方々に~~。既に眞鍋さんの事はしっかりと~~。紹介されていたみたいですから~~。」

目を真ん丸にしての睦美、
「え~~~~???」

「それだけ、あなたの事を信頼しているという証拠。小白川先生としては、あなたには直接には言わないでしょうけど、愛弟子のつもりでもいるようですから。」

「そ…、そんな…。」
睦美、顔を赤らめて、
「で、弟子なんて…、そんな…。」

善川、
「これからは…。まっ。ピアノ講師としての仕事で日々。これは、自分のライフスタイルで。事務としての勤務とはなりません。そのため。セレモニーの専属もあなた次第。と、言う事になります。」








ママでいい…。   vol,231.   「ヨシカワ音楽教室の、ピアノ講師になってもらう。」

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※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

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