「芙美花の友達の母親、のみならずも、学校の先生までもよ~~。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「芙美花の…、友達のおかあさんからも、言われた~~。」
耀司。

その声に汐梨、僅かに顔を傾げて、
「うん…???…なんて…???」

耀司、声に品を作るように、
「みんな心配してるんですから~~。…こんな事、私の口から言うのもあれなんですけど、娘たちには内緒で。…いい人いたら~~。」

瞬間、汐梨、
「ぷっ。」
そして、顔を上げて、
「かかかかかかか。」
ヒョットコのような顔で耀司を見て。
「ほ~~ら、ごらんなさ~~い。当然でしょ、当然。みんな、心配してんのよ~~。」
そして耀司に右手人差し指を指して、
「…もしかしたら、芙美花の友達の母親、のみならずも、学校の先生までもよ~~。きっと~~。」
今度は腕組みをして。
「…それこそ~~。担任の先生なんて~~。」

耀司、口を尖らせた風に、
「清水先生…???」

「いや。私はその先生とは面識ないから~~。」

耀司、瞬きをして、
「えっ…???…なかったっけ…???」
そこまで言って耀司。目をキョロキョロとさせて、
「あ、そっか~~。家族葬にしたから。まっ。その後で、校長先生と教頭先生だけだったか~~。葬式の次の日ね~~。それから…。清水先生、弔問に来てくれたけど。」

汐梨、

「あ。うんうんうん。校長先生と教頭先生なら私もその時会っているから一度、見てる。物凄いダンディな校長先生。それと~~。奇麗よね~~。教頭先生も~~。いやいやいや。」

耀司、口をへの字にして、
「いやいやいや。俺なんか逆に畏まっちゃって~~。凄いよ、あの校長も、教頭も~~。貫禄あるし、それに容姿端麗って感じ…???」

汐梨、その声に、
「うんうんうん。私も。さすがは博楼高校って感じ。」

耀司、
「まっ。でも…、あの…、清水先生も、いやいやいや。中々~~。」

汐梨、
「へぇ~~ぇえ~~。」

耀司、顔をコクリと。
「うん。…あれから…???…確か…。」
顔を傾げて、
「2回は…来てくれたか、ウチ。」

汐梨、
「へぇ~~ぇえ~~。そうなんだ~~。」

「うん。芙美花の事が心配だからって。担任としては。」
「うんうんうん。」

「後で、芙美花に聞いたらさ、何々、3人の子供がいるって。いや。嘘だろ…って。」

汐梨、目を丸く、
「へぇ~~ぇえ~~。」

「いや。どっちかって言えばもぅ~~。グラビアモデル、そのもの。」

「おっと~~。」
汐梨、テーブルを右手でペン。

クスクスと可笑しくなって耀司、
「いやいやいや。あれで高校の先生だからって…。凄ぇやって。」
そこまで言って耀司、
「ん~~~。」
右肘をテーブルに。右手で右頬を。そして、そのまま耀司、窓に顔を。

汐梨、そんな耀司を見て、

「何よ。」
同じように、窓を見て。

数秒の沈黙。

耀司、
「……。」

「…って。だから、何…???」
汐梨。

耀司、そのままの恰好で、
「うん…???」
そして…。
「芙美花ねぇ~~。」
窓を見つめながら、
「芙美花。」

汐梨、耀司を見て、
「だから。」

耀司、ポツリと。
「いい人。かぁ~~。」
そのまま、今度は顔を天井に。

汐梨、また、
「だから~~。」

耀司、再び、
「いい人ねぇ~~。」

汐梨、
「いやいやいや。だから。」

「目の前に。」

汐梨、煮え切らない耀司に、
「いるでしょうが、目の前に~~。」

耀司、横目で汐梨を、
「睦美さん…???」

汐梨、頷いて、
「そぅ~~~。」

けれども耀司、
「でもさ~~~。」

汐梨、半ば怒った顔で、
「もぅ~~~。」

「ふ~~~ん。」
「先生たちも、芙美花の友達のおかあさんたちも。…それに~~。」

耀司、まだ、天井に顔を。そして横目で汐梨を。
「…それに…???…何よ。」

「その肩~~。」

耀司、左肩を見るように。
「この肩…???」

「そう~~。その肩。何より、それが~~。その肩の打撲~~。守ったその人を結ばれなさいって。言ってんじゃないのぉ~~。」

途端に耀司、顔から右手を外して、
「いやいやいやいや。いやいやいやいや。それ、言う…???」

汐梨、半ば、ムキになった顔で、
「いやいやいや。だって、それが何よりでしょう~~。しかも、咄嗟の~~。体が反応したんでしょう~~???…まさか、階段から転げ…。…けど、意識とは別に~~。体が先に反応した~~。じゃなかったら、睦美さん。兄さんに、本当に申し訳ないって思ってんのよ~~。」

その話に耀司、
「いやいやいや。…そんな風に、考えますかね~~。」

「ちっ。」
思わず汐梨、舌打ち。

耀司、
「いやいやいや。舌打ち。」

汐梨、
「もぅ~~。面倒くさいなぁ~~。義姉さん、ガッカリしてるよ~~、あの世で~~。」

耀司、鼻の下を伸ばして口をへの字にして、
「祐里子はそんな風には思ってませんよ~~。どうぞ、あなたの考える通りに。…ってね~~。」

「あっ、そっ。」
汐梨、右目を歪めて。
「なら分かった~~。明日から、高井戸家には来ませんから。」

いきなり耀司、
「…って、お~~~い。」

椅子から立ち上がりながら汐梨、
「いや、だ~~って~~。」








ママでいい…。   vol,146.   「芙美花の友達の母親、のみならずも、学校の先生までもよ~~。」

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