耀司、
「だ~~ってさ~~。こうやって、3人と話、してるし~~。普通に~~。…だから、全然。引っ込み思案なんて、僕は思わないけど…。」
そんな耀司に汐梨もニコニコと、
「うんうんうん。」
睦美、コクリと。
「ありがとうございます。」
耀司、顔を上げて、右手をヒラヒラと、
「いえいえ。…って言うか、睦美さんの考えすぎ~~。」
睦美、思わず恥ずかしそうに顔を傾げて、
「はは。…そうかな…。」
汐梨もニッコリと、
「う~~~ん。きっとそう。うん。考えすぎ。」
耀司、
「…って言うか。…逆に、そんな風に。…もし、睦美さんが、自分の事、そんな風に思っていると、したら~~。」
耀司、睦美を見て、ニタリとして、
「損しちゃうよ~~。」
そして、
「かかかかか。」
汐梨、そんな耀司の声に、
「ん~~~。まま。確かにね~~。…自分が引っ込み思案だって、仮にそう思っていたとしても~~。周りの人が、そうは思わないって、そう言うんだったら、結局は、そうなんだよ。うん。」
睦美、
「ありがとうございます。」
サラリと顔を前に。
そして汐梨、
「さてと。料理、料理~~。」
椅子から立ち上がり、
「野菜がこんなにあるんだよ~~。出来るだけ、新鮮な内に~~。」
芙美花、
「あ、うん。」
耀司、
「とにかく、消費しないと。」
そこまで言って、顔を傾げて、
「うん…???…消化…???…それとも…。処分…???…処理…???」
芙美花、父に、
「おとうさん、何バカな事言ってんの…???」
僅かに眉間に皺を。
思わず睦美、
「ぷっ。」
そんな睦美を見て汐梨、ニッコリと。
「まね~~。…どっちでもいいけど。まっ。ここの野菜がなくなれば、ウチのを持ってくるだけだから。」
「しっかし、親父の奴、何考えてこんなに~~。」
芙美花、おもむろに段ボールの中を見て、
「確かに。宅配の人、大変だったんじゃない。」
すると耀司、
「あ。確かに。サインした後に、ふぅ~~って。」
芙美花、
「…って、これ…。一体、何キロ…???」
耀司、
「いや。俺、この状態だから、持てねぇし。…って。」
段ボールの底に右手を。そして、上に。
「…って、重。」
目をキョロキョロと…。
「もしかして…。30キロ…???…ある…???」
その声に汐梨、口を尖らせて目を丸く、
「凄っ。」
晄史と誓が…。
誓、表札を見て、
「へぇ~~。ふみか…。こういう漢字かぁ~~。」
晄史も、
「あ、うん。」
玄関のチャイムが。
耀司と芙美花、
「おっと~~。」
「来た。」
晄史が先頭に、
「こんにちは~~。」
そして誓が恥ずかしそうに、
「こんにちは~~。初めまして~~。」
睦美、椅子に座りながらもふたりを見て、ニッコリと。
耀司、ふたりに、
「いらっしゃ~~い。」
芙美花、初めて見る女性に、丁寧にお辞儀をして、
「こんにちは。高井戸芙美花と言います。」
誓、女の子にニッコリと。
「こんにちは。眞鍋誓です。初めまして。」
そして、晄史を見て、右手を。
「晄史の妻です。」
芙美花、
「うんうんうん。」
そして晄史を見て、
「晄史さん、こんにちは。」
晄史も、
「はい。こんにちは。」
芙美花、そして、体を斜めに。
「そして、我が家の愛犬。バセットです。」
麻沙美、バセットから離れて、床に正座してお辞儀をするように、
「こんにちは。木守麻沙美です。」
耀司、麻沙美に、
「ははははは。麻沙美~~。」
右手親指を前に、
「グッジョブ~~。いいぞぉ~~。」
誓、女の子の前に、そして腰を低くして、
「こんにちは~~。初めまして~~。」
ニコニコと。そして犬にも、
「こんにちは~~。ひゃ~~。おっきぃ~~。」
バセット。…けれども、定位置から体は起きるものの、女性を見て、顔を高く上げて、
「クゥ~~ン。」
それだけでまたそのまま横になる。
小さく耀司、
「うん…???」
晄史、すぐさま床にある段ボールを見て、
「うわっ。確かに、これ。」
耀司、
「むふふふふふ。そうなんです。」
誓も、目を真ん丸にさせて、
「凄~~い。」
キッチンで汐梨、
「でっしょう~~。」
晄史、
「かなり…、重そうですよね。」
高井戸に。
耀司、
「…って言うか、良くぞ、これだけ段ボールに入れて送ってよこしたもんだ。汐梨のとこにも同じの。…って、まだ、そっちのは見てないけど…。」
誓、
「とにかく、凄い。」
「と、言う訳で~~。可能な限りの~~。お・す・そ・わけ~~。」
晄史、ニコニコと、
「ありがとうございます。」
誓、音のしない拍手で、
「いやいやいや。嬉しい~~。助かる~~。…って、不謹慎だけど。」
汐梨、顔を左右に、
「ううん~~。全然。空っぽにしてもいいくらい。だって、なくなれば、ウチから持ってくるだけだから。…じゃないと~~。ま。夏じゃないから大丈夫だけど~~。どっちにしろ、痛んじゃうしねぇ~~。」
誓、頷きながら、
「うんうんうん。」
晄史、
「ですよね~~。」
耀司、
「あれ…???…芙美花~~。マイバッグのおっきいの、なかったっけ~~。」
芙美花、
「あ~~。うんうんうん。あるよ~~。」

ママでいい…。 vol,138. 「引っ込み思案なんて、僕は思わないけど…。」
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庄司紗千 「雫音〜shizukune〜」
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