「眞鍋さん、出身、韓国なんです。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ そして…。

その後も耀司、汐梨から頼まれての音楽教室に。

その度に汐梨、
「兄さん、助かる~~。恩に着る。」

耀司、
「…ってか。ん~~。いいんじゃない…???…かかかかか。大好きな姪と一緒にいられるチャンスも出来たし。」

汐梨、途端に、
「かかかかか。そう言って貰えると、嬉しい限りの兄貴の言葉だね~~。」


そして、音楽教室に行けば、必ずと言っていい程に、麻沙美の方から、
「眞鍋おねえちゃ~~ん。」
と声を掛けられて…。

眞鍋、席から離れて麻沙美に、
「いらっしゃ~~い。こんにちは~~。」

耀司も、眞鍋に、
「ども。こんにちは。眞鍋…さんって言うんですね。いつも、麻沙美の事、ありがとうございます。」
女性の胸のネームプレートを見て。

眞鍋も、自分のネームプレートに右手親指と人差し指を。そして顔を落として、
「あ、あ~~。はい。」
男性を見て笑顔で、
「眞鍋(まなべ)、睦美(むつみ)と言います。いつもお世話様でございます。」
男性に丁寧にお辞儀をして。

耀司、そんな眞鍋に、
「いえいえ。こちらこそです。麻沙美の事、いつもありがとうございます。」
そして、
「高井戸耀司(たかいどようじ)と、言います。高いに、井戸の井戸。耀司は、曜日の日を光にしての…。そして司で、耀司。」

瞬間、眞鍋、目をパチクリとさせて、
「あ、あ~~~。あ、はははは。はい。」
顔をチョコンと。
「後で…、調べて。」

耀司、
「後で、調べ…???」

カウンターの中から他の事務局員の女性。克広奈織(かつひろなお)。
「眞鍋さん、出身、韓国なんです。」

瞬間、耀司、
「あ、あ~~~。はいはい。はい。そうでした。妹からも、そう聞いてました。」

克広、にこやかな顔をして、
「帰化しているとは言え、眞鍋さん、まだ完璧に日本語は…。」

その声に耀司、頻りに顔を左右に振って、
「いやいやいや。とんでもない。しっかりと、お話。出来ます。えぇ。僕なんて、日本語しか話せない。ははははは。」

麻沙美、事務局の人たちに、
「じゃあね~~。バイバ~~イ。」

事務局職員たち、
「は~~い。行ってらっしゃ~~い。」

克広、
「汐梨さん。木守さん。しっかりとしたおかあさんよね~~。とにかく礼儀正しいしお話も上手~~。ウェディングプランナーでしょう~~。中々どうして~~。素敵な女性だわ~~。」

その声に眞鍋、目をパチクリと、
「えっ…???…ウェディングプランナー。」

克広の傍に数名の事務局員も集まり、
「うんうんうん。汐梨さん、他のおかあさんからも憧れちゃってるもんね~~。」

そんな声に耀司、深々とお辞儀をして、
「ありがとうございます。」

「それでいて、その木守さんのお兄さんが高井戸さん。何とも素敵。」
克広。

耀司、思いっきり恐縮して、右手を振り、
「いやいやいや。」
そして、掲示板に貼ってあるポスターを見て、
「ん~~~。いいなぁ~~。」
そして耀司、事務局職員に、
「では。僕も。」

事務局職員たち、高井戸に丁寧にお辞儀を。そしてそれぞれの仕事に。

他の事務局員たち、
「ねね。高井戸さんって、お仕事何…???…って言うか、いつも、この時間。」

克広、目をパチクリとさせて、
「果て…。うんうん。確かに、そうよね。この時間、普通なら会社。」

眞鍋はそんな事務局職員に微笑みながらも自分の席に。そして、
「さ~~てと。」

事務局職員の鵜杉彩未(うすぎあみ)、睦美に、
「眞鍋さん、高井戸さんの名前、分かりましたね。ふふ。」

その声に睦美、目をパチクリとさせて、
「えっ…???」
僅かに顔を傾げて…。
「だ~~ってぇ~~。気になるわよ~~。麻沙美ちゃん、年長であれだけのピアノ弾けるんだも~~ん。それに麻沙美ちゃんのおかあさんも素敵人で、そのお兄さんが高井戸さん。」
そして、メモを一枚。
「えっと。確か…。ようじ…って、この漢字。」
メモに、「耀司」
「この漢字ね。」

睦美、
「ふ~~ん。この字で、ようじ。」
 

「そう。」







そして…。いよいよ。芙美花の高校の韓国への修学旅行。

汐梨、
「行っちゃったか~~、芙美花、3泊4日の韓国~~。」

耀司、
「あぁ~~。元気に行ってきま~~すってね~~。」

汐梨、にこやかに、
「まっ。たま~~には、羽目外して友達と一緒に韓国、楽しんでらっしゃい。…でぇ~~。兄さん。今日から夜は。ひとりだよ~~ん。かかかか。大丈夫~~???」

耀司、その声に、
「いやいやいや。そんな…。いつもひとりで寝てるし~~。」

「朝になっても、芙美花、いないよ~~。」
耀司の顔を下から覗き込むように。

耀司、可笑しがりながら、
「いやいやいや。子供じゃないんだから~~。」

「まっ…???…確かに。」






そして…。修学旅行先では…。何かしら、生徒たちの注目の的となっているのが…。
この人。清水亜香里(しみずあかり)。

とにかく胸を強調とさせるニットには男子も女子も、
いつも通りに釘付け。








ママでいい…。   vol,027.   「眞鍋さん、出身、韓国なんです。」 

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