すると…。ある男性に、優維香、そして悠里、亘夢、
そして池辺までもが接待している。
瑛子、
「うそ。4人も…。」
他のゲストはゲストで、各々インテリアを見ながら、頷きながらも、各々の意見を…。
確かに。幾ら何でも、ひとりのゲストに4人もスタッフが…、と、思い瑛子、近寄る…。
いきなり、体がビクン。そのまま、その中に、吸い寄せられると…、言うか…。
瑛子、池辺に、小さな声で、
「課長。」
池辺、瑛子に、
「瑛子、いいとこに来た。」
池辺、何とか自分の前に瑛子を挟んで、
「代わって。」
瑛子、思わず池辺に顔だけ、振り返って。
「え…???…え…???」
池辺、
「いいから。あの方たちに誰も…。」
瑛子も、目をパチクリと、
「う、うんうん。私も、それで…。」
「とにかく、凄いインパクト。」
池辺。
「入ってきた時から、すぐに感じた。お願い。」
瑛子、軽く顔をコクリと、
「えぇ。」
男性、インテリアを見ながら、
「うん。いいですね~~。」
笑顔で。しかも、目は鋭い。
優維香、何かしら、緊張感で…、
「あ、はい。ありがとうございます。」
また男性、
「うん。実にいい。」
優維香も悠里も、頭の中で、
「…何なの、この人。…逆に、こっちが緊張してるんですけど…。」
その割に亘夢は始終ニコニコと。
「こういう、インテリアって、夢、ありますよね~~。」
男性。
優維香、緊張の中でも、何とか笑顔で、
「ありがとうございます。」
「こういうの…、どなたか…、デザイナーが…???」
その声に優維香、何とか緊張を抑えて、
「あ~~いえ…。私どもには…。…確かに、デザイナーはおりますが…。…特に、このインテリアには…。その…、なんと申しますか…。特に関与は…。」
その声に男性、
「えっ…???」
相手の女性を見て、そして、目をパチクリと…。
「…と、言う事は…???…もしかして…、デザイナーがいるにも関わらず、そのデザイナーが。特に関与…して、いない。」
優維香、
「え、え~~。」
「…と、言う事は…、このインテリア…。」
全体を見回して…、
「どなたが…???」
緊張、しながらも優維香、
「私ども…、メンバー…。スタッフ全員で…。」
瞬間、男性、
「うそ。」
優維香、思わず、躊躇して、笑顔にも…、そして…、困ったような顔にも…、
「え…。え~~。」
悠里も同様に。
男性、隣のその女性にも目を。そして…、
「そぅ…なんだぁ~~。デザイナー抜きで…。」
思わず男性、ある日の事を思い出す。
2か月前の、アメリカはジョージア州、アトランタのホテルのレストランでの事。
いきなり、ある女性から、
「あなた。私の会社で働いてみない…???」
いきなりの声に、頭の中で、
「…うそだろ。…この人、何考えてんだ…???」
一瞬、そう…思ったのだが…。けれども…。心の何処かで、
「…そろそろ日本で…。」
と、考えるところがあったのも事実。
それに、ある意味、その女性には、恩義もあったのだった。
しかも、その女性の隣に座っている女性にも、今回は…。
「…まさか…。この女性が…???…あれほど…。」
そのために、無下に断る事が出来なかったのである。
そして、その食事の時に、その女性から言われた言葉が、ニヤリとされて、
「もしかしたら、面白い事が、持ってるかも…。」
そう言われて男性、
「…面白い事…???」
ある意味、その女性と関わる事自体が、男性にとっては、間違いなく、「面白い事。」
でも、あった訳で…。
そのインテリアを見ながら、そして、女性3人を見ながら、顎に右手を…。そして、
「ふ~~~ん~~。…なるほど…。デザイナーなしで…これ…。」
そして…、軽く2度程頷いて。小声で、
「はは。面白い事。か。」
男性、女性に、にこやかに、
「ありがとう。素敵なの、見させてもらいました。」
そして、
「うんうんうん。凄い、勉強になったよ。」
そして、女性たちに丁寧に挨拶をして、
「いい機会に恵まれたみたいだ。」
そう言って、
「それじゃあ、失礼します。」
その時、いきなり優維香と悠里の間から、「あ、あの…。」の、声が…。
…けれども、男性は、そのまま笑顔で外に。
そのゲストを呼び止めようと…。真宮である。
けれども、優維香と悠里。そして瑛子に、
「部長…???」
すぐさま真宮、その場に立ち止まり、3人に、顔だけ振り向いて、頭を掻きながら、
「あ、いや…。その。」
頭の中で、
「…駄目だ。呼び止めて話を聞くなんて…。この場で…。」
優維香と悠里、目を真ん丸にしながら、
「すんごい。緊張した~~~。ものすご、インパクトありあり~~。」
悠里、
「うんうんうん。入って来た瞬間凄かったもん。」
瑛子も、
「なんで4人であの人だけにって思って。…そしたら、何々。吸い寄せられる~~。」
亘夢は亘夢で、
「なんか、他の人とは違ってましたよね。…はは。かっこよかった。」
優維香も悠里も、そんな亘夢にニッコリと、
「だよね~~。」

好きになれない。 vol,044. 池辺、瑛子に、「瑛子、いいとこに来た。」
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